首相・閣僚の靖国神社公式参拝中止を
投稿者: kdm0709 投稿日時: 2004/01/07 20:44 投稿番号: [151519 / 203793]
再度強く要請します
本年も、私たちは「戦没者を追悼し平和を祈念する日」である八月十五日を迎えます。わが国が「大日本帝国」の名のもとに、日本にとどまらず、多くの国を巻き込み、数知れない多くの人びとを犠牲にした戦争が終結した日であります。
それは、日本はもとより多くの国々の人びとの今もなお癒されることのない、悲しみと苦しみの現実を認識し、人間の営みの愚かさを改めて問い直すべき日でもあります。
人間は有史以来、その自己中心(我執)という在り方ゆえに自己の正当性をかかげて、人が人を傷つけ、いのちを奪い合う闘争を繰り返してまいりました。釈尊は、その人間の在り方を深く悲しみ、その中から、生きとし生けるものが共に一つの世界を生きることの出来る道を求め、万物普遍の教えを説かれました。
私たちが宗祖とする親鸞聖人もまた、その心を受け継ぎ、「世の中安穏なれ」と愚かなる私たちが、真に人間として歩むべき方向を、生涯を尽くして示されました。
しかしながら、悲しいことに、かつて私たちもその教えに背き、自己を正当化し、国家が起こした戦争行為を無批判に容認し、多くの人びとを戦地に送り出し、また、諸外国の人びとに言語に絶する惨禍をもたらしました。私たち真宗教団連合はこのことを、この「戦没者を追悼し平和を祈念する日」にあたって、あらためて深く懺悔するとともに、仏の前に自らを戒め「非戦・平和」の願いに生きることを、重ねて決意し、すべての戦争犠牲者に追悼の誠を表するものであります。
靖国神社は明治政府の国家神道体制のもとで創設され、人間の自己中心性の恐ろしさを問うことなく戦争を正当化し、国家の戦争責任を回避する機能を果たしてきた特異な宗教施設であります。そこには、靖国神社の合祀規定に適合した戦没者のみが「英霊」として祀られる一方で、原爆、空襲等にて亡くなられた多くの方々は祀られることのない、極めて差別的な一宗教法人であります。
先の大戦の尊い犠牲と深い反省の上に制定した日本国憲法では、戦争放棄を明確に表明しました。また、明治以降、国家と宗教が密接に結びついたことで、様々な精神的歪みをもたらしたことへの反省から、信教の自由と、国家といかなる宗教との結びつきをも排除する政教分離規定とを設けました。そのことは「愛媛玉串料訴訟」の最高裁判決でも明確に裁断が下されました。国の機関たる首相・閣僚の参拝は靖国神社創設の経緯からも憲法の精神からも決して許されないことであります。
それにもかかわらず首相におかれましては、就任以来、靖国神社参拝に関して、決して看過できない発言を繰り返しておられます。これは、国際的に世界の中の日本として進むことを目指す法治国家の首相の発言としては断じて認めることはできません。このことはすでに、六月五日付の貴職宛て靖国神社参拝中止要請にても申し上げております。
平和と共生の国際社会の実現が切に求められている今日の時代にあって、靖国神社公式参拝のもつ問題性を十分に認識され、首相・閣僚としての公式参拝を中止されますことを再度強く要請いたします。
2001(平成13)年8月3日
真 宗 教 団 連 合
浄土真宗本願寺派 総 長 武野 以徳
真宗大谷派 宗務総長 木越 樹
真宗高田派 宗務総長 安藤 光淵
真宗佛光寺派 宗務総長 大谷 義博
真宗興正派 宗務総長 秦 正静
真宗木辺派 宗 務 長 永谷 真龍
真宗出雲路派 宗 務 長 菅原 弘
真宗誠照寺派 宗 務 長 波多野 淳護
真宗三門徒派 宗 務 長 阪本 龍温
真宗山元派 宗 務 長 佛木 道宗
内閣総理大臣
小泉 純一郎 殿
本年も、私たちは「戦没者を追悼し平和を祈念する日」である八月十五日を迎えます。わが国が「大日本帝国」の名のもとに、日本にとどまらず、多くの国を巻き込み、数知れない多くの人びとを犠牲にした戦争が終結した日であります。
それは、日本はもとより多くの国々の人びとの今もなお癒されることのない、悲しみと苦しみの現実を認識し、人間の営みの愚かさを改めて問い直すべき日でもあります。
人間は有史以来、その自己中心(我執)という在り方ゆえに自己の正当性をかかげて、人が人を傷つけ、いのちを奪い合う闘争を繰り返してまいりました。釈尊は、その人間の在り方を深く悲しみ、その中から、生きとし生けるものが共に一つの世界を生きることの出来る道を求め、万物普遍の教えを説かれました。
私たちが宗祖とする親鸞聖人もまた、その心を受け継ぎ、「世の中安穏なれ」と愚かなる私たちが、真に人間として歩むべき方向を、生涯を尽くして示されました。
しかしながら、悲しいことに、かつて私たちもその教えに背き、自己を正当化し、国家が起こした戦争行為を無批判に容認し、多くの人びとを戦地に送り出し、また、諸外国の人びとに言語に絶する惨禍をもたらしました。私たち真宗教団連合はこのことを、この「戦没者を追悼し平和を祈念する日」にあたって、あらためて深く懺悔するとともに、仏の前に自らを戒め「非戦・平和」の願いに生きることを、重ねて決意し、すべての戦争犠牲者に追悼の誠を表するものであります。
靖国神社は明治政府の国家神道体制のもとで創設され、人間の自己中心性の恐ろしさを問うことなく戦争を正当化し、国家の戦争責任を回避する機能を果たしてきた特異な宗教施設であります。そこには、靖国神社の合祀規定に適合した戦没者のみが「英霊」として祀られる一方で、原爆、空襲等にて亡くなられた多くの方々は祀られることのない、極めて差別的な一宗教法人であります。
先の大戦の尊い犠牲と深い反省の上に制定した日本国憲法では、戦争放棄を明確に表明しました。また、明治以降、国家と宗教が密接に結びついたことで、様々な精神的歪みをもたらしたことへの反省から、信教の自由と、国家といかなる宗教との結びつきをも排除する政教分離規定とを設けました。そのことは「愛媛玉串料訴訟」の最高裁判決でも明確に裁断が下されました。国の機関たる首相・閣僚の参拝は靖国神社創設の経緯からも憲法の精神からも決して許されないことであります。
それにもかかわらず首相におかれましては、就任以来、靖国神社参拝に関して、決して看過できない発言を繰り返しておられます。これは、国際的に世界の中の日本として進むことを目指す法治国家の首相の発言としては断じて認めることはできません。このことはすでに、六月五日付の貴職宛て靖国神社参拝中止要請にても申し上げております。
平和と共生の国際社会の実現が切に求められている今日の時代にあって、靖国神社公式参拝のもつ問題性を十分に認識され、首相・閣僚としての公式参拝を中止されますことを再度強く要請いたします。
2001(平成13)年8月3日
真 宗 教 団 連 合
浄土真宗本願寺派 総 長 武野 以徳
真宗大谷派 宗務総長 木越 樹
真宗高田派 宗務総長 安藤 光淵
真宗佛光寺派 宗務総長 大谷 義博
真宗興正派 宗務総長 秦 正静
真宗木辺派 宗 務 長 永谷 真龍
真宗出雲路派 宗 務 長 菅原 弘
真宗誠照寺派 宗 務 長 波多野 淳護
真宗三門徒派 宗 務 長 阪本 龍温
真宗山元派 宗 務 長 佛木 道宗
内閣総理大臣
小泉 純一郎 殿
これは メッセージ 151513 (takigawamasuuji さん)への返信です.