沢 知恵
投稿者: kdm0709 投稿日時: 2003/05/28 11:02 投稿番号: [132440 / 203793]
2003年1月27日(月)
東京にある某小学校の音楽会をのぞいてきました。先日その学校の音楽の先生から、と〜ってもすてきなおたよりをいただいたんです。長い全文は次号コモエスタプレスの「知恵の輪」に載るんだけど、要約すると、こういうことです。音楽会で小学校5年生が《故郷》をうたうことに。ところが、5年生はうたうのが恥ずかしい年頃のおませさん。わかるよねー。先生は、なんとかしてうたうことの喜びを伝えたい、と悩んでいました。そんなとき、私のアルバム〈一期一会〉に入っている《故郷》に出会ったそうです。きいた人ならわかると思うけど、あの《故郷》は、はっきり言って上手じゃない。音ははずれまくってるし、歌詞はまちがえてるし。なのに、今でも私は泣けてしまう。ハンセン病療養所大島青松園のコンサートで、入所者夫妻と島の小さな小学校全児童らと、ほぼぶっつけ本番でうたったものです。みんなのストレートな思いがそのまま歌声になって、きらきらしたハーモニーを織りなしています。音楽って何だろう?人の心を動かすうたって何だろう?という理屈っぽい問いをガーンと一発で打ち崩してくれた、私にとって大切なテイクです。先生はいっさい前置きなしで、5年生にそれをきかせたそうです。伝わることを祈る思いで信じて。そうしたら、それまでの空気ががらっと変わって…さらに先生は、他にもいろいろなバージョンの《故郷》をきかせ(私のスタジオバージョンも)、ことばをかみしめることや、一つのうたでもいろいろなうたい方があること、自分の声でうたうことの意味を伝えようとしました。そうこうしてるうちに、子どもたちは「うたいたーい」となり、うたったあとには「気持ちいいねー」とまでなったそうです。先生がウルウルしてしまったのは、言うまでもありません。おたよりを読み終えた私もウルウル。なんとしてもその音楽会を観に行かねば、と。そうして音楽会当日、2階席の隅で、5年生のうたうやさしくてせつない《故郷》をききながら、しあわせをかみしめていました。すてきだったよ。
http://www.comoesta.co.jp/index.html
これは メッセージ 132437 (gogo55hayaku さん)への返信です.
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