109年前の朝鮮半島1
投稿者: kim_tam_kusa 投稿日時: 2003/01/30 15:17 投稿番号: [114951 / 203793]
「朝鮮紀行」
イザベラ・バード著、一八九四年
時岡敬子訳
講談社学術文庫
抜粋一
城内ソウルを描写するのは勘弁していただきたいところである。北京を見るまで私はソウルこそこの世で一番不潔な町だと思っていたし、紹興(シャオシン)へ行くまではソウルの悪臭こそこの世で一番ひどいにおいだと考えていたのであるから!都会であり首都であるにしては、そのお粗末さは実に形容しがたい。礼節上二階建ての家は建てられず、従って推定二五万人の住民は主に迷路のような横町の「地べた」で暮らしている。路地の多くは荷物を積んだ牛どうしがすれちがえず、荷牛と人間ならかろうじてすれちがえる程度の幅しかなく、おまけにその幅は家々からでた個体および液体の汚物を受ける穴か溝で狭められている。悪臭ふんぷんのその穴や溝の横に好んで集まるのが、土埃にまみれた半裸の子供たち、疥癬持ちでかすみ目の大きな犬で、犬は汚物の中で転げ回ったり、ひなたでまばたきしたりしている。
これは メッセージ 114936 (corea_brilliant さん)への返信です.
固定リンク:https://yarchive.emmanuelc.dix.asia/1835396/a4ja4bc4z9qbfma4oa1a27ya4oa4la4ka4na4aba1a9_1/114951.html