自らの無知を嘆く企画財政部長官
投稿者: melancholy_night 投稿日時: 2010/04/24 09:29 投稿番号: [7083 / 7922]
こういう自省の記事は珍しい。本当に自信を付けてきた証拠かもしれません。
http://www.chosunonline.com/news/20100423000077
記事入力 : 2010/04/23 17:05:30
【コラム】自らの無知を嘆く企画財政部長官(上)
「自分の無知を切実に感じる」「(知識の足りなさゆえに)苦しく、つらい」
貧しい家庭に生まれ、学校に行けなかった人たちの嘆きではない。大韓民国経済官僚のトップにある尹増鉉(ユン・ジュンヒョン)企画財政部長官の発言だ。
尹長官は今月19日、米国ワシントンで23日から開催されるG20(主要20カ国・地域)財務相会議に出発する前に行われた会見で、「G20会議に出席するに当たり感じたことがある」として、上記のような発言を行った。金利や為替などの経済問題について語るとき以上に、真剣な表情だった。
尹長官は「国際会議に出席するたびに痛感することだが、わたしには本当に知識がない」と述べた。G20首脳会議のホスト国にはなったが、経済大国や金融大国が主導する会議の内容に、「付いていくだけでも大変」ということだ。
尹長官は「会議のたびに、“自分の本当の姿がバレたとしても、まずは学ばねばならない”という思いで臨んでいる。自らの知識の足りなさを痛感している」と述べた。長官として、公の席では非常に言いにくい発言だ。元々声は低いが、この日はより重々しく聞こえた。
尹長官は記者たちを見回しながら、「若い皆さんには、先輩の経験として聞いてほしい。若いときは時間を無駄にすることなく、あらゆることを学んでほしい」「後から後悔しないように、できるだけ時間を作って、専門的なことを多く学んだ方がよい」とアドバイスした。
朝鮮日報/朝鮮日報日本語版
http://www.chosunonline.com/news/20100423000078
記事入力 : 2010/04/23 17:05:47
【コラム】自らの無知を嘆く企画財政部長官(下)
さらに「アジアの人たちはなぜ世界の流れに出遅れたのか」と問いかけ、「知識が不足していた上に、そのための努力が足りなかったためにそうなった。本当に必死の思いで取り組まねばならない」という言葉で会見を締めくくった。
昨年9月に続き、今年11月に開催されるG20首脳会議をソウルに誘致し、われわれは「100年前に日本の植民地だった韓国が、この100年で世界の中心になった」と騒ぎ立てた。「国の品格を高めるべきときだ」などという発言も相次いで聞かれた。しかし尹長官はこの日、「世界の中心」となるには、われわれの知識がまだまだ十分ではないということを、率直に告白した。
国連の潘基文(パン・ギムン)事務総長は2007年1月、任務の初日から厳しい洗礼を受けた。前日の記者会見で、「サダム・フセイン元イラク大統領は処刑されるべきか」という質問を受けたのに対し、「フセイン元大統領は暴政を行った責任がある。死刑は各国が決める問題だ」と述べたことが問題となった。人権を重視する立場から、死刑に反対するという国連の基本方針に反するとして、米国や欧州のマスコミから激しい攻撃を受けたのだ。死刑制度に対する国際的な議論について知らなかったがゆえに招いたミスだった。その後、欧米の知識人たちが潘事務総長をどのような視線で見ているか、考えざるを得ない。
われわれは貧困からは抜け出したが、知識の貧困から抜け出すにはまだまだ道のりは遠い。世界史をまともに教えられる高校が韓国に存在するのか、疑わしほどだ。国際会議に出席した多くの経験を持つある人物は、「韓国の外交官たちが持つ人権、環境、歴史、芸術などについての知識レベルは、欧米のしっかりした高校生にも劣るだろう」と語った。
韓国の10歳以上の国民のうち、1日に10分以上読書をする人は10人に1人だ。しかも、これは漫画を含めての数字だ。国内にある大型書店が調査した売れ筋の本のタイトルは、「5分で…」「一目で…」といったものが毎年増えている。「知識の足りなさゆえにつらかった」という尹長官の言葉の意味を、いま一度誰もが深く考えてほしい。
李陳錫(イ・ジンソク)経済部政策チーム長
朝鮮日報/朝鮮日報日本語版
http://www.chosunonline.com/news/20100423000077
記事入力 : 2010/04/23 17:05:30
【コラム】自らの無知を嘆く企画財政部長官(上)
「自分の無知を切実に感じる」「(知識の足りなさゆえに)苦しく、つらい」
貧しい家庭に生まれ、学校に行けなかった人たちの嘆きではない。大韓民国経済官僚のトップにある尹増鉉(ユン・ジュンヒョン)企画財政部長官の発言だ。
尹長官は今月19日、米国ワシントンで23日から開催されるG20(主要20カ国・地域)財務相会議に出発する前に行われた会見で、「G20会議に出席するに当たり感じたことがある」として、上記のような発言を行った。金利や為替などの経済問題について語るとき以上に、真剣な表情だった。
尹長官は「国際会議に出席するたびに痛感することだが、わたしには本当に知識がない」と述べた。G20首脳会議のホスト国にはなったが、経済大国や金融大国が主導する会議の内容に、「付いていくだけでも大変」ということだ。
尹長官は「会議のたびに、“自分の本当の姿がバレたとしても、まずは学ばねばならない”という思いで臨んでいる。自らの知識の足りなさを痛感している」と述べた。長官として、公の席では非常に言いにくい発言だ。元々声は低いが、この日はより重々しく聞こえた。
尹長官は記者たちを見回しながら、「若い皆さんには、先輩の経験として聞いてほしい。若いときは時間を無駄にすることなく、あらゆることを学んでほしい」「後から後悔しないように、できるだけ時間を作って、専門的なことを多く学んだ方がよい」とアドバイスした。
朝鮮日報/朝鮮日報日本語版
http://www.chosunonline.com/news/20100423000078
記事入力 : 2010/04/23 17:05:47
【コラム】自らの無知を嘆く企画財政部長官(下)
さらに「アジアの人たちはなぜ世界の流れに出遅れたのか」と問いかけ、「知識が不足していた上に、そのための努力が足りなかったためにそうなった。本当に必死の思いで取り組まねばならない」という言葉で会見を締めくくった。
昨年9月に続き、今年11月に開催されるG20首脳会議をソウルに誘致し、われわれは「100年前に日本の植民地だった韓国が、この100年で世界の中心になった」と騒ぎ立てた。「国の品格を高めるべきときだ」などという発言も相次いで聞かれた。しかし尹長官はこの日、「世界の中心」となるには、われわれの知識がまだまだ十分ではないということを、率直に告白した。
国連の潘基文(パン・ギムン)事務総長は2007年1月、任務の初日から厳しい洗礼を受けた。前日の記者会見で、「サダム・フセイン元イラク大統領は処刑されるべきか」という質問を受けたのに対し、「フセイン元大統領は暴政を行った責任がある。死刑は各国が決める問題だ」と述べたことが問題となった。人権を重視する立場から、死刑に反対するという国連の基本方針に反するとして、米国や欧州のマスコミから激しい攻撃を受けたのだ。死刑制度に対する国際的な議論について知らなかったがゆえに招いたミスだった。その後、欧米の知識人たちが潘事務総長をどのような視線で見ているか、考えざるを得ない。
われわれは貧困からは抜け出したが、知識の貧困から抜け出すにはまだまだ道のりは遠い。世界史をまともに教えられる高校が韓国に存在するのか、疑わしほどだ。国際会議に出席した多くの経験を持つある人物は、「韓国の外交官たちが持つ人権、環境、歴史、芸術などについての知識レベルは、欧米のしっかりした高校生にも劣るだろう」と語った。
韓国の10歳以上の国民のうち、1日に10分以上読書をする人は10人に1人だ。しかも、これは漫画を含めての数字だ。国内にある大型書店が調査した売れ筋の本のタイトルは、「5分で…」「一目で…」といったものが毎年増えている。「知識の足りなさゆえにつらかった」という尹長官の言葉の意味を、いま一度誰もが深く考えてほしい。
李陳錫(イ・ジンソク)経済部政策チーム長
朝鮮日報/朝鮮日報日本語版