怨歌──女衒、愛は金──
投稿者: red_mangou 投稿日時: 2007/05/26 15:51 投稿番号: [3208 / 3669]
「ちくしょうめ!
誰かがチクりやがったな」
相棒は、青い顔をして叫んだ。サツの手入れだ。事務所のあるビルの出入り口が騒々しい。(……一体、誰の裏切りなんだ?……)
幸い、人身売買ともとれる契約書類──証拠になりそうなモノは手元から、従弟のところへ移しておいた。「金銭貸与書」だと偽って。ここにあるのは、表向きの商売、メガネの輸入に関する書類だけだ。ここはガタガタしない方がいい。俺たちは、とりあえずおとなしくサツに引っ張られることにした。「釣り用」に、「贋物を売った」書類を残してある。もちろん、ブツを売ってすぐに、贋物をつかまされた、という届けを出しておいたがね。とりあえず、この件でサツをはぐらかしておけるだろう。
俺の名は、犬屑。現在、世界最高の女衒だ。カード地獄に落とし込み、叩き売った女の数知れない。
女を直接<カード地獄へ誘(いざな)う>のは、俺ではない。俺の9cm砲にメロメロの潤子だ。ユンジャは、とにかく口がうまい。色んな意味で。俺が狙い、わたりをつけた女を、確実に借金まみれにしてくれる。
だが今回、裏切ったのはユンジャだった──。
これはマズい。今回は、贋物の件だけで済んだが、次はヤバイだろう。
俺は海外へ飛ぶことにした。「市場の開かれた」国、豪州へ。……(続かない。と思う)
これは メッセージ 1 (violla_21 さん)への返信です.
固定リンク:https://yarchive.emmanuelc.dix.asia/1835396/a2a1a53a5ja5a24xoa2bdqc0ra2a1_1/3208.html