>「韓洪九の韓国現代史」
投稿者: trek022 投稿日時: 2004/05/01 16:34 投稿番号: [2064 / 3669]
韓国語版を買うつもりだったが、教保文庫にインターネット発注できなくなってしまったので、日本語訳を買いました。
新聞の書評では著者の人権運動家の面が強調されていたので、その手の本かと思っていたが、とんでもない。大変正統的な歴史書です。しかも教科書的な記述ではなく、問題別に現代韓国の構造を歴史的に掘り出しており、実に面白い。「小説よりもスリリング」という韓国の書評が当っています。
市民革命を経ずに現代社会に突入した韓国の個人主義、民主主義の欠如や国家主義の過剰を鋭く批判し、「立憲君主制論」「単一民族神話の虚構」「満州国の影」「反米感情」「兵営国家」「国家保安法」といったこれまであまり論議されてこなかった問題を縦横無尽に切りまくっています。批評精神に富んだ新しい韓国の知性を感じさせる人です。
日本人はもちろんこのカテに出入りする韓国人諸氏にも超お薦め。素人歴史家の水っぽい「親日派のための弁明」などを遥かに凌駕する傑作です。
韓国語版のタイトルは「大韓民国史〜檀君から金斗漢まで、韓洪九の歴史の話」(ハンギョレ新聞社)
韓洪九、1959年生まれ、父は一潮社社長、ソウル大学国史学科卒、米国ワシントン大学史学科で博士号取得、聖公会大学教養学部助教授、同大学人権平和センター所長。
これは メッセージ 1793 (kdm0709 さん)への返信です.
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