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>安秉稷「過去清算と歴史記述」

投稿者: shuji5175 投稿日時: 2002/09/08 03:15 投稿番号: [1186 / 3669]
安氏の西洋史家だからこそ言いえた卓見。歴史上の事件の意義は後世の人びとが規定するものである。歴史の当事者には知りえないことである。1910年の韓国併合と36年の日本統治時代も当時の大多数の人々には単なる支配者の交代劇にしか見えなかったのではないか。高宗や両班たちが守ろうとしたのは李成桂以来の朝鮮の社稷とかれらの支配体制である。かれらは民衆を愚民として支配することはあっても国民としての自覚をもたせることはなかった。朝鮮民族としてのナショナリズムは1919年の3.1独立運動が大規模なものであるが、この運動は日本に留学した学生が起こしたものが市民、労働者、農民へとひろがったものである。これはフランスのナポレオンが欧州を侵略したあと「ドイツ人」、「イタリア人」などの自覚が知識人や学生から生まれ、近代化が促進された歴史と類似している。また黒船来航を契機に三百諸侯に分かれてた幕藩体制が揺らぎ、知識人、学生に相当する下級武士がそれを覆し「日本人」という概念を導入したこととも似ている。安教授はこれら国民国家の成立の課程を踏まえたものではないか。近代化とナショナリズムも発展は相互に促進されながら行われる。この例は各国の歴史をみれば容易に導きだされるものであり、韓国の近代史も例外ではない。日本統治下で持ち込まれた近代文明が朝鮮のナショナリズムを生み出したのである。ただナショナリズムを支える「われわれ意識」を韓国という国家は「日本を敵」と規定することで目に見える形で規定し続けた。安教授は「旧宗主国の日本を敵として規定することで人びとを国民として糾合し続けた韓国という国民国家」を批判しているのだ。
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