【主張】麻生首相 指導者の自覚ある発言を
投稿者: japanese_chosun 投稿日時: 2008/11/22 23:59 投稿番号: [4550 / 10030]
麻生太郎政権のたがが外れてしまったのではないか。そんな印象を持たざるを得ないような首相発言の修正、撤回や閣内の不統一、さらには自民党との不協和音が表面化し始めている。
こんな事態が続けば、首相の指導力への疑念が強まり、機能不全に陥りかねない。
日本はいま、内政外交面で大きな懸案をいくつも抱えている。
米国発の金融危機は実体経済に悪影響を与え始めており、どう食い止めるか。社会保障の負担と給付問題も早急な制度設計を必要としている。北朝鮮動向も不透明だ。北が弾道ミサイルに搭載できる小型核弾頭を開発している可能性に関し在韓米軍司令官は先月、「大きな懸念事項」と語った。
与野党が党派を超えて対処しなければ、解決できない問題も少なくない。それが民主党の「政局至上主義」路線で望めない以上、政府・与党が一致結束して難題を一つ一つ片付けるしかない。
だが、残念なことにそうなっているとは言い難い。直接の要因は首相に帰する。道路特定財源の一般財源化について、首相は19日、地方交付税として地方に回すことを明言したが、20日には「交付税でなくても構わない」と修正した。総額2兆円の定額給付金についても首相は「全世帯対象」から「高額所得者に辞退してもらう」などと変わった。
綸言(りんげん)汗の如(ごと)しである。一度口に出した君主の言は取り消すことはできない。生煮えの発言は混乱を広げ、信頼を傷つける。当然なことを指摘せざるを得ない。
首相は方針を示し、あとはプロに任せる手法という。これも21日、道路特定財源の使途について関係閣僚が異なる見解を示すなど混迷を深めた。内閣の調整機能に問題があることを示しており、統治力が問われかねない。
自民党の対応も疑問である。道路族からは首相の発言をあえて無視するような動きが出ている。政権末期のような受け止め方をする向きもあるようだ。麻生政権が発足してから2カ月しかたっていない。自民党存亡の危機感を共有して麻生総裁を選んだことを忘れてしまったのか。
国民のための政治や国益を実現するために首相は指導者としての自覚を深め、早急に政権を立て直さなければならない。そうでなければ、政権交代を求める声が強まっていくだろう。
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/081122/stt0811220349004-n1.htm
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