喫茶室「一服汁」

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茶ングムの戦い ニダラ・メ 1

投稿者: toapanlang 投稿日時: 2006/06/07 10:59 投稿番号: [6592 / 19672]
「チャングム、お茶が熱すぎる!」
「も、申し訳ございません」
  今日も今日とてエロ大将の叱責が捕盗庁内に響きます。朝の風物詩です。
「熱いお茶は2杯目から出すものだ。とくに今日のような暑い日は、外回りから帰ってくる従事官たちは喉が非常に渇いている。だから1杯目はなみなみと注いだぬるいお茶で喉を潤し、次はそれよりやや熱いお茶が半分ほど。3杯目に本格的な熱めのお茶を少々出すと渇きが止まるものだ!」
「ダディ、またそんな細かいこと言ってる」
  ジャスティナが割って入ってくるのもいつもどおり。
「ジャスティナ、優秀な茶母になるにはそういった人間の生理や機微を察した心遣いも必要なのだ。二人とも分かったか?」
「は、はい」
  チャングムとジャスティナはうなずきました。

「暑い、暑い」
  そこへ任万也(イム・マニャ)従事官と(赤β)望高(ハク・マンゴ)従事官が帰ってきました。
「現場検分ご苦労。チャングム、茶をもってこい!で、どうだった」
  さっそく報告を要求するエロ大将。
「おっ、チャングムありがとう。やっぱ暑い日には喉が渇くよな。ええ、放火に間違いないです」
「普通火の気のないような玄関そばの一角だけが異様に燃えた痕がありましたしね。ここ最近頻発している火事と同じでしょう」
  マニャとマンゴが報告します。
「ということは、同一犯の仕業かな・・・・・・しかし火事の被害者たちの申し立てによると、物を盗まれたような痕があるらしい。これはどういうことだろう?」
  エロ大将は首を傾げます。
「放火と火事場泥棒ですかね?しかし、まだそうと決まったわけじゃないですし、地道に聞き込みと現場検分を繰り返してゆくしかないでしょう」
  秋乙泪(チュ・ウルル)従事官が書類を見ながら言いました。
「よし、チャングム、ジャスティナ。お前たちも聞き込みに行ってこい」

  漢城の街へ飛び出したチャングムとジャスティナ、まずは現場へ向かいます。おや、現場では一人の男性が取材をしていますね。
「やぁ、ジャスティナとチャングムじゃないか。今日も捜査かい?」
  その男は二人に気付くとそばによってきました。
「あ、項蓋世(ハン・ケゼ)さん」
「今日も取材ですか」
「おう!火事と火病はソウルの華よ。俺の担当分野だしな」
  この男は項蓋世(ハン・ケゼ)といい、有名新聞『漢城旬報』の記者なのです。事件事故の担当なので、よく捕盗庁にも来ます。
「今回の火事も放火くさいようだね。しかもまた被害者宅に物盗りが入った痕跡もあるらしいし。しかし、どうも違和感があるんだな・・・・・・うまくは言えないが」
  もう少し取材を続けるよ、と蓋世は言って去りました。

聞き込みを終えたチャングムたち。
「新たな手がかりはなしか・・・」
「どう、ジャスティナ。もういっかい最初の放火事件から調べていかない?」
「そうね。同一犯の仕業かも、ってダディも言ってたし」
  最初の事件について目撃情報などを聞き込もうと向かった二人、被害者宅の向かいの猫車屋に入ろうとするところで、背後から不意に声をかけられました。
「あなたたち、お待ちなさい!」
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