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チャングムの戦い エロ大将犯科帳

投稿者: toapanlang 投稿日時: 2006/06/05 23:51 投稿番号: [6534 / 19672]
  前回、武官科挙にまつわる不正を摘発した捕盗庁ですが、本番のほうもどうにか無事に終えることができました。
「科挙も終わったし、しばらくはゆっくりできるわね」
  ジャスティナが背伸びをして言います。
(ジョンホさまが合格しますように)
  そっとつぶやくチャングム。
「ん?今チャングム何か言った?」
「え、ええ?何も言ってないわよ」
「うそおっしゃい。ジョンホさま、って言ったわよね」
「い、言ってないわよ」
  からかうジャスティナに顔を赤くして反撥するチャングム、いつもどおり捕盗庁のさわやかな朝の風物詩です。
「大将!事件です。隣の家で男が死んでいます」
  その空気を破ったのは任万也(イム・マニャ)従事官。
「よし、左捕盗庁出動!」

  現場に駆けつけたエロ大将、家の中では男がひとり横たわり、そのそばで女性が泣いています。
  事情を訊く任従事官に対して、女性は、これは夫であり、今朝起きるとすでに死んでいた、といってまた泣き始めました。
  じっとその様子を観察していたエロ大将は、いきなり
「その女を捕らえろ!」
  とチャングムとジャスティナに命じました。二人はあわてて女性の両腕を取ります。
「捕盗大将さま、どういうことでございますか?」
  女性や集まっていた近所の住民は口々に騒ぎます。エロ大将はまったく耳を貸さず、
「ハク(赤β)君!死体をしっかり検死せよ!とくに頭部と臍、陰部だ」
  と言いました。
  (赤β)望高(ハク・マンゴ)は鑑識作業に秀でた従事官です。さっそく死体の服を脱がせて検死を始めます。

  1時間後、マンゴ従事官が叫びました。
「大将!臍に針が刺しこまれています。これが致命傷ですね」
  エロ大将は大きくうなずくと、女性を捕盗庁に連行して正式に取り調べるよう命じました。

「大将の推理、すごかったわね」
  チャングムらの取調べで女性は全てを白状しました。普段から嫉妬深い夫に悩まされていた彼女の犯行だったのです。
「でも、どうしてダディはわかったんだろ?」
  ジャスティナの疑問ももっともです。
「それはね」
  秋乙泪(チュ・ウルル)従事官が割り込んできました。
「彼女の泣き声に真の悲しみが感じられなかった、からですって」
  さすがエロ大将、経験も豊富ですね。

「さぁ、今回もエロ捕盗大将の名推理がさえたよ!詳しくはこいつを読んでくんなぁ!」
  エロ大将の活躍を報じる新聞「漢城旬報」を売り歩く声が漢城の街にこだまします。

劇終

・・・・・・・

今回は小ネタの短編です。主人公がエロ大将になってしまいました。
元ネタは16世紀前半、朴英という人物の推理話です。けど、女性の泣き声に不信感を抱いて解決って春秋戦国期の支那にもあったよな。
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