茶ングムの戦い チャングム初出動! 1
投稿者: toapanlang 投稿日時: 2006/05/27 13:06 投稿番号: [6319 / 19672]
李朝時代、警察である捕盗庁には、お茶汲みや雑事に従事する「茶母」という女性がいました。雑事だけでなく、男子禁制の女性部屋の家宅捜索や逮捕なども手伝うという任務もありました。
左右の捕盗庁があり、江戸時代の南北町奉行所とは違って、担当地域を分担していたようです(町奉行は月ごとに交代して、非番の月は門を閉めて訴訟を受け付けず、係争中の訴訟・事件の調査等に専念する)。
さて、そんな李朝後半のとある王様の時代のお話です。
「チャングム、チャングム!」
左捕盗庁のトップである斉乂路(ツェ・エロ)捕盗大将の大声が庁内に響き渡ります。
「は、はい!ただいま」
リスのように小さな体を弾ませて駆けてきた少女がツェ・エロの前にひれ伏します。
「お前は何度言ったらわかるんだ!ウリにキムチを出すな!酒も要らん!」
「も、申し訳ございません」
「ウリは辛い物を止められているニダ。茶母には医の心得も必要というのになぜわからない!」
色黒の巨漢であるエロ大将にどなられて恐縮しきっているのがチャングムです。
「ダディ、もういいじゃないの」
割って入ってきたのはカラフルなチョゴリに身を包んだ少女です。チャングムと同年代のようですね。
「チャングムだって反省してるだから。ね、チャングム」
チャングムは涙をためた目を伏し目がちにしてうなづきます。
「わ、わかったニダ。これからは気をつけるんだぞ。立派な茶母になるには気遣いが大切ニダ・・・・・・それとジャスティナ!職場ではダディと呼ぶな、大将と呼べ!」
ツェ・エロ大将は横を向いて大きく空咳をすると、大股で執務室に引き返してゆきました。
「ごめんね。ダディがいつも怒鳴って。ほんとはいつもチャングムのことを気にかけているのよ」
とりなしてくれた少女が微笑みます。
「こっちこそごめんね。ジャスティナ。大将様がお優しいのはわかってるわ」
そう、ジャスティナと呼ばれた少女はエロ大将の愛娘なのです。
「今日も一日がんばろうね、チャングム」
「うん」
これは メッセージ 1 (ricky_eto さん)への返信です.
固定リンク:https://yarchive.emmanuelc.dix.asia/1835396/5jccbcbca1v0lifebdaa1w_1/6319.html