逆縁
投稿者: toapanlang 投稿日時: 2005/11/22 17:18 投稿番号: [2295 / 19672]
「逆縁」は親不孝でもありますが、民俗学的に言っても忌むべきものです。
寿命を全うせずに死んだ人間は、恨みを残し、祟ると思われていました。夭折・病死・戦死・自己犯罪による不慮の死などがそうです。
沖縄のある離島では、60年程前までは、夭折した子は、「アクマ」とよび、墓地に埋葬せず。頭に釘を打って「二度と生まれてくるな」と言って海岸の洞窟に捨てたといいます。
そこまでせずとも、墓地に埋葬に行ったとき、故人の使用していた食器を砕いて帰ったり、帰りの道中で故人の草履の鼻輪を切って捨てるなど死者の現世への未練を断ち切るような行為は行われることが多く、尋常ならざる死を遂げた人間が「蘇ってくる」ことへの恐怖というものは存在します。
また、行き倒れた死者の魂魄は、「のづち:野づ霊」という山野にうごめく魍魎となります。「ち」とは超自然的な「霊」のことです。「いかづち:厳(いか)つい霊」「みずち:水の霊」「おろち;大きな霊」ですね。
ですが、それらの霊は、恨みが大きければ大きいほど、きちんと祀ってあげれば、その恨みを大きな善のエネルギーに転換してくれるのです。これが御霊信仰の源流の一つです。
漁村では漂着した死体を「えびす」として厚く祀り、豊漁を祈願します。これは日本だけでなく支那大陸沿岸部、台湾でもみられました。
これは メッセージ 1 (ricky_eto さん)への返信です.
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