喫茶室「一服汁」

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茶ン汲ムの戦い 湯煙の里の鬼退治 1

投稿者: toapanlang 投稿日時: 2006/10/18 21:03 投稿番号: [10552 / 19672]
  エロ大将たち捕盗庁の活躍で、漢城の街には平穏が訪れていますが、もうすぐ秋夕(チュソク)ということで、買い物をする人々で街はごった返しています。
「ジャスティナ、チャングム、今日はあがっていいわよ」
  秋乙泪(チェ・ウルル)従事官が二人に声をかけました。
「「はーい」」
  二人は返事して退庁の準備を始めます。
「ジャスティナ、帰りに商店街に寄って祭祀用のお供え物を買っておいてくれ」
  エロ大将がそう言ってジャスティナに財布を渡しました。

「お買い物〜♪お買い物〜♪」×2
  チャングムとジャスティナは、うきうきした気分で商店街に向かいます。ここ「間嘉台(カンカテ)商店街」には料亭&一服メイド喫茶『徒然草』や居酒屋『卓加乾(たっかかん)』など多くの店もあり、漢城どころか朝鮮随一の殷賑をきわめる商店街なのです。今は秋夕(チュソク)セールの真っ最中ということもあって、お買い物客で普段より一層にぎわっています。
「えーと、栗、梨は買ったでしょ。あとは・・・」
「ジャスティナ、棗がまだだわ」
  二人はひととおり買い物を終えて商店街を出ようとしました。
「あら?ジャスティナとチャングムじゃない」
「二人とも秋夕のお買い物なの?」
  おや、グレコとマミョに遭遇しました。こちらもお買い物のようですね。
「へー、名門のお嬢様でもこんなところでお買い物をするんだ。意外と庶民的だね」
  ジャスティナがさっそく冷やかします。
「こ、ここは朝鮮随一の商店街よ。お買い物にはよくってよ」
  顔を赤くしながらつんとして言ったグレコの手には大量の紙袋が抱えられています。
「チャングムちゃんたちもいっぱい買ったんだ」
「へへ、秋夕セール中だし、ついつい買っちゃうのよねぇ。マミョちゃんだって荷物が重そうだよ」
  ふふふと笑い合うチャングムとマミョ。思い出したようにグレコが言いました。
「そうですわ。たしかセール中ということで買い物をしたら福引ができるんですわ」
「おっ、それはおもしろそうね。さっそく行きましょ」
  ジャスティナがめずらしくグレコに素直に賛意を示します。4人はその足で商店街中央の広場にある福引所に向かいました。

「いらっしゃーい。商店街でお買い物をされた方には福引ができますよー」
  福引所では、両襟にハングルで「テメチュル(『大売出』の音読みですね)」と書かれたハッピっぽい服を着たお兄さんが道行く人に声をかけています。
「あ、森羅異(サム・ライ)さんだ!こんなところでどうしたんですか?」
「おっ、捕盗庁のお嬢さん方、いらしゃーい。私は間嘉台(カンカテ)商店街町内会の事務総長なんで、これが役目なんだよ」
「へー、まるで朝鮮村の大統領みたいです」
「違うよマミョちゃん、世俗の法王さんだよ」
「(マミョ、チャングム、両方ともまちがっとるで!)」
  ポシンたんが密かにツッコミを入れます。
「相変わらず元気だねぇ。えーと、福引券は4人で4回分だね」
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