喫茶室「一服汁」

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チャングムの戦い 北の国から来た使い9

投稿者: toapanlang 投稿日時: 2006/09/27 18:03 投稿番号: [10372 / 19672]
  右捕盗庁へおつかいに出たチャングムとジャスティナ。無事到着して屈艾都(クル・エィト)捕盗大将に資料書類を渡しました。
「こっちもやっぱりピリピリしてるわねぇ」
「そうね」
  チャングムとジャスティナは緊迫した空気にため息をつきます。
「当たり前でしょ。明日は何の日か知ってまして?」
  グレコが現れました。
「天朝からご使節がいらっしゃる日だよ。警備のチェックとかでみんな忙しいの」
  マミョが説明します。
「そっか、明日だったんだ」
「チャングム、あなたそんな大事なことも忘れてましたの?」
「え、いえ。最近事件でいそがしかったからちょっと・・・・・・」
  チャングムは、毎晩のように変身して犯罪を追っているため、ふっと気がぬけることがあるのです。
「左捕盗庁の方々はのんきですわねぇ」
「ちょっと待てグレコ、その言い方は無いでしょ」
「あーら、事実じゃございませんこと?」
  グレコとジャスティナが、いつもどおりのケンカをはじめようとしたとき、姫麻紳(ヒ・マジン)従事官の呼ぶ声が聞こえました。
「おーい、グレコちゃん、マミョ、こっちを手伝ってくれー」
「あ、今行くわお兄ちゃん。じゃ、またね」
  いつもはおとなしいマミョが、グレコの手を強引にひっぱって兄のほうへ行きました。

  右捕盗庁を出たチャングムとジャスティナが『徒然亭』の前を通ったとき、店の中から春香(チュニャン)と娘々が出てきました。
「あー、チャングムちゃんとジャスティちゃんやー」
「おっ、明日から天朝のご使節が来るんだろ。捕盗庁も忙しいそうじゃねーか」
  娘々と春香(チュニャン)は、店の制服である美徳(メイド)服のままおしゃべりを始めました。
「春香(チュニャン)、よく知っているわねぇ。でもこの店だって忙しくなるんでしょ?」
「そういえば、エロ大将が言っておられたわね」
  今度はジャスティナとチャングムが言いました。
「そうなんだよなぁ。けどよ、最近は人払いをする客が多くてさ、私たちも給仕にいけないことが多いんだよな。あれって怪しいぜ」
「そやねん。あの人ら、朝廷の偉いさんっぽい感じやしぃ、なんかみょうな感じやねん」
  それを聞いてジャスティナは身を乗り出しました。
「ひょっとして何かおもしろいことがわかるかも。ね、ね、春香(チュニャン)、その人たちの張り込みってできないかしら?」
「ちょ、ちょっとジャスティナ、お店に迷惑がかかるよ」
  袖を引いて止めるチャングム。
「そーだなぁ、女将に言ってみるか」
「うちらもおもろいことあったら聞きたいしー」
  予想に反して春香(チュニャン)と娘々が乗り気です。
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