悪気のない「裸の王様」
投稿者: saming17 投稿日時: 2010/05/28 13:57 投稿番号: [19918 / 30895]
ある市で国際親善をテーマにした一般公開の後援会があった。
そこで私に「韓国人との付き合い方」と言う趣旨で話をしてくれないか、と言う依頼である。
会場には二百人を超す人が集まっていた。その中に韓国人の女性が二、三人いたようであった。
その時も、例によって、私の話が終わった後、質疑応答のコーナーで話が盛り上がった。なかで、一人の日本人男性からこんな質問が出た。
「私達日本人は、どうすれば韓国人とうまく付き合えるか、一生懸命考えていますが、韓国人側でも、同じように議論されているのでしょうか」
親善とは言っても、正直思うまま答えなくてはならない。
「実は、韓国人はあまりしていないのです。残念な事ですが、日本人との付き合い方を真剣に考えている韓国人はまだまだ少ないといっていいでしょう。しかし、日本人側から韓国人との付き合い方を模索していけば、やがていつかは韓国人側もわかってくる日がくるでしょう」
そう答えるしかなかった。
すると、一人の女性が「ハイ」と手を挙げ、「その質問には私が答えます」と立ち上がった。
「私は、韓国の梨花女子大を出て、うちの父は学校の先生をしていて、私の家族はみな教育者です」
まずは堂々たる自己紹介である。
「私のような教育家庭で生まれた者から見ると、いまの呉さんの話にはおかしいところがたくさんあります。なぜならば、話の中に日本人が過去にいかに韓国人に酷い事をしたかが一つもでていないではなないですか、そんな大切なことがぬけているような話はそもそもがおかしいんです」
そして彼女は、いま質問した男性に、呉さんに代わって私が答えるとしたら、といって、次のように話した。
「なぜ、韓国人が日本人との付き合い方について勉強しないのかというと、それは、日本人がどれだけ韓国人に対して悪い事をしたかを知れば知るほど、日本について知ろうとする気にならないからです、韓国人が日本のことを学ぼうとしないのは日本人に問題があるからです」
彼女は興奮することもなく冷静にそういった。
一瞬、会場はシーンとなって物音一つしない時間が生まれた。会場を見渡すと、どの顔にも諦めとも哀しみともつかないような表情が現れ、もうだれも質問しようとはしなかった。
その梨花女子大学を卒業したという彼女にとっては、せっかくこんな場がありながら、日本人攻撃しない私に不満で、教育を受けた自分には許せないと感じたのだったろう。
私は彼女の言い分を聞いたあと、日本人たちの顔に一様にあらわれていた表情を、今でも忘れない。それは、やり場のない苦笑いがそのまま凍りついてしまったかのような、何ともやるせない表情だった。
堂々と私論を述べた彼女は、講演会終了後、私のそばに来て、「今日の話はおもしろかったわよ。ねえ、一緒に写真撮らせて下さい」
と、あきれるほどにこやかなのである。さきほどの発言にも、まったく悪気がなかったことがわかる。
こういうのを何と言ったらいいのだろうか。世間知らず、身の程を知らないお嬢ちゃん、というしかないと思えた。しかし彼女は、典型的な韓国のインテリ女性なのである。
会場にいた二百人近い聴衆にとって、いかに後味の悪い講演会になったかは、彼女には思いもよらぬことなのだ。
自分のは正しい意見を述べた、呉さんもそう思ったでしょう?といわんばかりに、彼女だけがよい後味を味わっていたのである。
そこで私に「韓国人との付き合い方」と言う趣旨で話をしてくれないか、と言う依頼である。
会場には二百人を超す人が集まっていた。その中に韓国人の女性が二、三人いたようであった。
その時も、例によって、私の話が終わった後、質疑応答のコーナーで話が盛り上がった。なかで、一人の日本人男性からこんな質問が出た。
「私達日本人は、どうすれば韓国人とうまく付き合えるか、一生懸命考えていますが、韓国人側でも、同じように議論されているのでしょうか」
親善とは言っても、正直思うまま答えなくてはならない。
「実は、韓国人はあまりしていないのです。残念な事ですが、日本人との付き合い方を真剣に考えている韓国人はまだまだ少ないといっていいでしょう。しかし、日本人側から韓国人との付き合い方を模索していけば、やがていつかは韓国人側もわかってくる日がくるでしょう」
そう答えるしかなかった。
すると、一人の女性が「ハイ」と手を挙げ、「その質問には私が答えます」と立ち上がった。
「私は、韓国の梨花女子大を出て、うちの父は学校の先生をしていて、私の家族はみな教育者です」
まずは堂々たる自己紹介である。
「私のような教育家庭で生まれた者から見ると、いまの呉さんの話にはおかしいところがたくさんあります。なぜならば、話の中に日本人が過去にいかに韓国人に酷い事をしたかが一つもでていないではなないですか、そんな大切なことがぬけているような話はそもそもがおかしいんです」
そして彼女は、いま質問した男性に、呉さんに代わって私が答えるとしたら、といって、次のように話した。
「なぜ、韓国人が日本人との付き合い方について勉強しないのかというと、それは、日本人がどれだけ韓国人に対して悪い事をしたかを知れば知るほど、日本について知ろうとする気にならないからです、韓国人が日本のことを学ぼうとしないのは日本人に問題があるからです」
彼女は興奮することもなく冷静にそういった。
一瞬、会場はシーンとなって物音一つしない時間が生まれた。会場を見渡すと、どの顔にも諦めとも哀しみともつかないような表情が現れ、もうだれも質問しようとはしなかった。
その梨花女子大学を卒業したという彼女にとっては、せっかくこんな場がありながら、日本人攻撃しない私に不満で、教育を受けた自分には許せないと感じたのだったろう。
私は彼女の言い分を聞いたあと、日本人たちの顔に一様にあらわれていた表情を、今でも忘れない。それは、やり場のない苦笑いがそのまま凍りついてしまったかのような、何ともやるせない表情だった。
堂々と私論を述べた彼女は、講演会終了後、私のそばに来て、「今日の話はおもしろかったわよ。ねえ、一緒に写真撮らせて下さい」
と、あきれるほどにこやかなのである。さきほどの発言にも、まったく悪気がなかったことがわかる。
こういうのを何と言ったらいいのだろうか。世間知らず、身の程を知らないお嬢ちゃん、というしかないと思えた。しかし彼女は、典型的な韓国のインテリ女性なのである。
会場にいた二百人近い聴衆にとって、いかに後味の悪い講演会になったかは、彼女には思いもよらぬことなのだ。
自分のは正しい意見を述べた、呉さんもそう思ったでしょう?といわんばかりに、彼女だけがよい後味を味わっていたのである。
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