【萬物相】スポーツ選手と飲酒
投稿者: japanese_chosun 投稿日時: 2007/11/02 00:55 投稿番号: [3567 / 8735]
1970年のバンコク・アジア大会が閉幕した日、韓国のバスケットボール代表選手とサッカー代表選手らが、ビール数十箱を用意した。そして互いの優勝を祝うという名目で、11人ずつで飲み比べを行った。酒豪として知られるパク・ハン(元高麗大学監督)は「サッカー代表はすぐに酔いが回り、それ以上飲めなくなってしまった」と語った。翌日酔いが覚めたキム・ホ(現大田シチズン監督)、キム・ジョンナム(現蔚山現代ホランイ監督)は「お前らは内臓が長くて、酒がよく入るみたいだな」とし、悔しさをにじませたという。これはバスケットボール界の往年のスター、申東坡(シン・ドンパ)SBS解説委員が明かしたエピソードだ。
70年代、あるホームランバッターは夜通し酒を飲み球場に直行し、ホームランを打った。そして試合後、「酒が抜けなくて、ボールがスイカくらいの大きさに見えた」と語った。
一方、種目ごとに酒を飲むときの作法にも違いがある。バスケットボール選手は冷麺の器で飲み干し、シルム(韓国相撲)の選手は灰皿で酒を飲む。「ゾウ」という異名を取るサムスン・ライオンズのキム・ウンヨン社長の豪快な飲みっぷりは、実際にゾウを思わせるほどだ。また、多弁なことで知られるハンファイーグルスの金寅植(キム・インシク)監督は、酒を飲みながら野球談義に花を咲かせるという。
一昨日、サッカー代表の李雲在(イ・ウンジェ)、禹成用(ウ・ソンヨン)選手が記者会見で、涙を流しながら飲酒騒動について謝罪した。二人は今年7月にジャカルタで開かれた「AFCアジアカップ2007」の期間中、同僚選手二人とともに宿泊していたホテルを抜け出し、明け方まで酒を飲んでいたことが明らかになった。
これは、アジアカップD組予選で国際サッカー連盟(FIFA)ランキング100位のバーレーンに2−1の逆転負けを喫した翌日のことだった。この敗戦で1勝1敗となった韓国代表は、ベスト8に進出するためには二日後に控えていたインドネシア戦に必ず勝利しなければならない状況に追い込まれていた。李雲在選手は「次の試合に向けてがんばろうという趣旨だったが、あまりにも軽率な行動だった」と謝罪した。
スポーツの世界では、通常飲酒は徹底して節制すべきものと考えられている。一般的に飲酒は運動能力に悪影響を及ぼすと見なされるからだ。飲酒した上に成績が不振に終われば、その罪はますます重くなる。バスケットボール協会は96年、韓国代表チームがアトランタ・オリンピックで3連敗を喫した後に飲酒し、結局計7試合で全敗したのに伴い、選手と監督に対して3カ月の資格はく奪という厳しい処分を下した。
今回の事件でも、サッカー協会は2日の賞罰委員会で飲酒した4人の選手に対し懲戒処分を下す予定だ。サッカー協会の賞罰規定によると、代表チームや協会の名誉を棄損した場合、6カ月以上の資格停止処分を下すとしている。
90年の北京アジア大会の際、泥酔して泣いていたある陸上選手になぜ泣くのかと尋ねたところ、「国民の期待が重圧となって4年間とても苦しかった」という答えが返ってきた。スポーツ選手、中でも代表選手は想像を絶する重圧にさらされている。とは言え、飲酒は試合に悪影響を及ぼしかねないだけに、監督責任をどうこう言う前に、選手自身が徹底して控えるべきだろう。
一方、飲酒の事実を非難するにしても、飲酒に至った経緯やその時期、場所などを考慮し、実情に合った処分を下すべきだ。公の場で涙を流すプロ選手の姿を見て、少し行き過ぎではないかという気がしたのはわたしだけだろうか。
文甲植(ムン・ガプシク)論説委員
朝鮮日報/朝鮮日報JNS
http://www.chosunonline.com/article/20071101000074
70年代、あるホームランバッターは夜通し酒を飲み球場に直行し、ホームランを打った。そして試合後、「酒が抜けなくて、ボールがスイカくらいの大きさに見えた」と語った。
一方、種目ごとに酒を飲むときの作法にも違いがある。バスケットボール選手は冷麺の器で飲み干し、シルム(韓国相撲)の選手は灰皿で酒を飲む。「ゾウ」という異名を取るサムスン・ライオンズのキム・ウンヨン社長の豪快な飲みっぷりは、実際にゾウを思わせるほどだ。また、多弁なことで知られるハンファイーグルスの金寅植(キム・インシク)監督は、酒を飲みながら野球談義に花を咲かせるという。
一昨日、サッカー代表の李雲在(イ・ウンジェ)、禹成用(ウ・ソンヨン)選手が記者会見で、涙を流しながら飲酒騒動について謝罪した。二人は今年7月にジャカルタで開かれた「AFCアジアカップ2007」の期間中、同僚選手二人とともに宿泊していたホテルを抜け出し、明け方まで酒を飲んでいたことが明らかになった。
これは、アジアカップD組予選で国際サッカー連盟(FIFA)ランキング100位のバーレーンに2−1の逆転負けを喫した翌日のことだった。この敗戦で1勝1敗となった韓国代表は、ベスト8に進出するためには二日後に控えていたインドネシア戦に必ず勝利しなければならない状況に追い込まれていた。李雲在選手は「次の試合に向けてがんばろうという趣旨だったが、あまりにも軽率な行動だった」と謝罪した。
スポーツの世界では、通常飲酒は徹底して節制すべきものと考えられている。一般的に飲酒は運動能力に悪影響を及ぼすと見なされるからだ。飲酒した上に成績が不振に終われば、その罪はますます重くなる。バスケットボール協会は96年、韓国代表チームがアトランタ・オリンピックで3連敗を喫した後に飲酒し、結局計7試合で全敗したのに伴い、選手と監督に対して3カ月の資格はく奪という厳しい処分を下した。
今回の事件でも、サッカー協会は2日の賞罰委員会で飲酒した4人の選手に対し懲戒処分を下す予定だ。サッカー協会の賞罰規定によると、代表チームや協会の名誉を棄損した場合、6カ月以上の資格停止処分を下すとしている。
90年の北京アジア大会の際、泥酔して泣いていたある陸上選手になぜ泣くのかと尋ねたところ、「国民の期待が重圧となって4年間とても苦しかった」という答えが返ってきた。スポーツ選手、中でも代表選手は想像を絶する重圧にさらされている。とは言え、飲酒は試合に悪影響を及ぼしかねないだけに、監督責任をどうこう言う前に、選手自身が徹底して控えるべきだろう。
一方、飲酒の事実を非難するにしても、飲酒に至った経緯やその時期、場所などを考慮し、実情に合った処分を下すべきだ。公の場で涙を流すプロ選手の姿を見て、少し行き過ぎではないかという気がしたのはわたしだけだろうか。
文甲植(ムン・ガプシク)論説委員
朝鮮日報/朝鮮日報JNS
http://www.chosunonline.com/article/20071101000074
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