ウイグル問題 トルコに怒る
投稿者: aki_kaze_u_ru_ru 投稿日時: 2010/08/05 12:18 投稿番号: [2511 / 3699]
<ウイグル問題>閣僚「反中発言」のトルコに罵詈雑言―中国
新疆ウイグル自治区ウルムチ市で5日に発生したウイグル族による抗議・暴動に絡み、トルコでは首相をはじめ閣僚による「中国政府がただちに、人権問題で国際的な基準に合致する措置をとることを希望する」、「中国製品をボイコットすべきだ」などの発言が相次いだ。これに対して、中国のインターネットでは、トルコを非難する書き込みが相次いでいる。民族差別的な「罵詈雑言」も、相当に多い。
関連写真:そのほかの新疆ウイグル暴動09年7月に関する写真(44件)
ポータルサイト環球網が10日午後に始めたアンケートでは、11日正午現在、回答者の9割以上が、トルコの閣僚発言について「内政干渉だ」、「怒りを感じる」との考えを示している。
同アンケートに付設された書き込みは、トルコ非難の主張で、埋め尽くされた状態だ。トルコを「ゴミ国家」、「犬のクソ国家」などとする差別的書き込みも目立つ。
「トルコ政府関係者全員は、超超超強力な新型インフルエンザで全員死んでしまえ」との極端に感情的な書き込みや、「トルコの犬は1000年前に逃げ出した、ウイグルの豚は逃げ出さず、1000年後に反乱を起こした。消滅させてしまうべきだ」と、国内のウイグル族とあわせて攻撃する意見もある。
それ以外にも、2003年にトルコで発生した連続爆破事件で中国がテロ反対の姿勢を貫いたことに触れ、「まず礼をつくした。今度は、兵を動かせ」とする主張や、駐中国トルコ大使館へのデモを求める書き込みも見られる。
写真は、環球網でのアンケートの経過表示。トルコの閣僚発言を「内政干渉だ」(上)、「怒りを感じる」(下)とする意見が極端に多い。
**********
◆解説◆
ウイグル民族は中央アジアに多いトルコ系民族のひとつ。唐代中国と密接な関係を持った遊牧帝国「突厥」も、チュルク(=トルコ)に複数形を表わす「−d」を加えた「チュルクド」の漢字表記と考えられている。
7世紀ごろには、中央アジアのトルコ系民族の一部が西に移動。11世紀には西アジアの支配を確立させた(セルジュク朝)。その後、オスマン朝が興隆。オスマン朝は1453年に東ローマ帝国(ビザンチン帝国)を滅ぼし、17世紀にはオーストリアのウィーンを包囲するなど、欧州にとって最大の脅威だったが、その後は停滞・衰退し第一次世界大戦後には革命が起こりトルコ共和国になった。
セルジュク朝やオスマン朝の最盛期には中近東の大部分や中央アジアの一部を領有したが、現在の領土はアジア最西部のアナトリア半島と、ボスポラス海峡を越えた東ヨーロッパのバルカン半島の東端部分。
トルコは対日感情が比較的良好な国とされる。1890年に和歌山県沖で遭難したトルコ軍艦エルトゥールル号に対して、日本側が全力で救援活動を行ったことや、オスマン朝末期のトルコが苦しめられていたロシアに、日本が日露戦争で勝利したことなどがきっかけとされる。
トルコは他のトルコ系民族に強い親近感を持っている。ただし、「自らを、トルコ系民族の“総本家”と考えている」などとする批判的な見方もある。また、国内にはインド・ヨーロッパ系の言語を持つクルド人問題を抱えており、EUなどは「少数民族の人権抑圧」と批判している。
新疆ウイグル自治区ウルムチ市で5日に発生したウイグル族による抗議・暴動に絡み、トルコでは首相をはじめ閣僚による「中国政府がただちに、人権問題で国際的な基準に合致する措置をとることを希望する」、「中国製品をボイコットすべきだ」などの発言が相次いだ。これに対して、中国のインターネットでは、トルコを非難する書き込みが相次いでいる。民族差別的な「罵詈雑言」も、相当に多い。
関連写真:そのほかの新疆ウイグル暴動09年7月に関する写真(44件)
ポータルサイト環球網が10日午後に始めたアンケートでは、11日正午現在、回答者の9割以上が、トルコの閣僚発言について「内政干渉だ」、「怒りを感じる」との考えを示している。
同アンケートに付設された書き込みは、トルコ非難の主張で、埋め尽くされた状態だ。トルコを「ゴミ国家」、「犬のクソ国家」などとする差別的書き込みも目立つ。
「トルコ政府関係者全員は、超超超強力な新型インフルエンザで全員死んでしまえ」との極端に感情的な書き込みや、「トルコの犬は1000年前に逃げ出した、ウイグルの豚は逃げ出さず、1000年後に反乱を起こした。消滅させてしまうべきだ」と、国内のウイグル族とあわせて攻撃する意見もある。
それ以外にも、2003年にトルコで発生した連続爆破事件で中国がテロ反対の姿勢を貫いたことに触れ、「まず礼をつくした。今度は、兵を動かせ」とする主張や、駐中国トルコ大使館へのデモを求める書き込みも見られる。
写真は、環球網でのアンケートの経過表示。トルコの閣僚発言を「内政干渉だ」(上)、「怒りを感じる」(下)とする意見が極端に多い。
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◆解説◆
ウイグル民族は中央アジアに多いトルコ系民族のひとつ。唐代中国と密接な関係を持った遊牧帝国「突厥」も、チュルク(=トルコ)に複数形を表わす「−d」を加えた「チュルクド」の漢字表記と考えられている。
7世紀ごろには、中央アジアのトルコ系民族の一部が西に移動。11世紀には西アジアの支配を確立させた(セルジュク朝)。その後、オスマン朝が興隆。オスマン朝は1453年に東ローマ帝国(ビザンチン帝国)を滅ぼし、17世紀にはオーストリアのウィーンを包囲するなど、欧州にとって最大の脅威だったが、その後は停滞・衰退し第一次世界大戦後には革命が起こりトルコ共和国になった。
セルジュク朝やオスマン朝の最盛期には中近東の大部分や中央アジアの一部を領有したが、現在の領土はアジア最西部のアナトリア半島と、ボスポラス海峡を越えた東ヨーロッパのバルカン半島の東端部分。
トルコは対日感情が比較的良好な国とされる。1890年に和歌山県沖で遭難したトルコ軍艦エルトゥールル号に対して、日本側が全力で救援活動を行ったことや、オスマン朝末期のトルコが苦しめられていたロシアに、日本が日露戦争で勝利したことなどがきっかけとされる。
トルコは他のトルコ系民族に強い親近感を持っている。ただし、「自らを、トルコ系民族の“総本家”と考えている」などとする批判的な見方もある。また、国内にはインド・ヨーロッパ系の言語を持つクルド人問題を抱えており、EUなどは「少数民族の人権抑圧」と批判している。
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