中国消費者の企業ブランド意識調査(11)
投稿者: japanese_chosun 投稿日時: 2007/08/16 10:07 投稿番号: [35405 / 38959]
自動車ブランド社会的評価:日系よりHYUNDAIが高い
前回は、経営資源イメージ「高品質」「開発力・技術力」「営業力・販売力」「人材力」「経営者優秀」「国際的」の6項目の視点から、自動車カテゴリー企業7社への理性的なイメージ評価を比較した。日系企業が品質面や技術力で高く評価されていることが分かった。今回は3つ目のカテゴリーである「顧客重視」「地域密着」「社会貢献・環境保護」の3項目からステークホルダー対応イメージを考察する。
選択項目は、「非常にあてはまる(5点)」「あてはまる(4点)」「どちらともいえない(3点)」「あてはまらない(2点)」「まったくあてはまらない(1点)」の5段階評価とした。
「顧客重視」の5段階評価の平均をみると、自動車企業全7社の平均点数は3.85だが、BMWがトップで4.23と高く評価され、VW(4.06)が4点台に達している。HYUNDAIが日系企業を抜き3.84の高得点を得ている。HONDAとTOYOTAには差がみられず両社とも3.7で、全体平均点数よりも0.1ポイント低い。NISSANの評価は3.47に留まっている。
「地域密着」の面では、BMWがVWに追いつかれ、全体平均点数の3.72にわずか0.2の差で3.90となり、4点台に届かなかった。VWが4.04でトップである。HYUNDAI(3.79)はGM(3.70)や日系ブランド以上の評価を受けている。TOYOTA、HONDA、NISSAN日系3社の評価点数はそれぞれ、3.61、3.63、3.39である。
「社会貢献」は、他のイメージと比較すると全体的に評価が低く、全7社の平均は3.50に留まっている。BMW(3.75)とVW(3.64)は比較的に高く評価され、その次はGM(3.55)、HYUNDAI(3.51)が平均点数を上回る。日系ブランドは下位に沈んでいる。
■3指標の相関性について
以上、これまで数回にわたって、自動車起業のブランド意識についての調査結果を紹介してきたが。「親近感」などのような形容詞イメージをブランドに対する感性的な好感度として、「高品質」のような経営資源イメージをブランドに対する理性的な認知度として、「社会貢献」などステークホルダー対応イメージがブランドに対する社会的評価として捉えることができる。自動車カテゴリー連載の最後として、企業ぞれぞれのカテゴリー間の関係性モデルを構築し、異なるメーカー間における指標の関係性の差別(モデルの差別)を図りたい。
分析の結果、日系3社にはほとんど差がみられず、3指標間には強い相関があり、特に認知度と好感度間が強く影響し合っていることが分かった。好感度と社会的評価、認知度と社会的評価間も高い関連性をもっている。
また、韓国のHYUNDAIは3つの指標間で強い関連があり、この点からみると日本企業モデルに近いといえる。
欧米系企業3社のモデルについては、好感度と認知度に強い関連性があるのに対し、好感度と社会的評価間には関連性がやや弱くなる。そして、BMWに関する社会的評価は、BMWの認知との関連性が他の2社より弱いことが分かった。
サーチナ総合研究所と野村総合研究所(NRI)では、今回紹介した調査結果を含めて、ベンチマークとなる大規模なインターネット調査を実施し、07年5月に『中国市場での企業ブランド戦略2007』を刊行した。本記事は、その一部を抜粋、加筆したものである。
調査はサーチナ総合研究所と株式会社野村総合研究所(NRI)が共同で企画、設計し、新泰商務咨詢(上海)有限公司(上海サーチナ)が運営するモニターに対してインターネット調査の形式で実施した。実施期間は2006年10月3日から11月24日までで、北京市、上海市、広東省を中心に、中国全土の一般消費者男女6000人から有効回答を得た。
2008年北京オリンピック1年前カウントダウン開始前日の3日、VWはオリンピックの公式記録映画「北京オリンピック」のスポンサーとして撮影に自動車を提供することを発表した。オリンピック全貌やスポーツ精神等を記録するため、1912年から毎回も行っている大会の一環である。(サーチナ総合研究所:尹娜)
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2007&d=0814&f=research_0814_003.shtml
前回は、経営資源イメージ「高品質」「開発力・技術力」「営業力・販売力」「人材力」「経営者優秀」「国際的」の6項目の視点から、自動車カテゴリー企業7社への理性的なイメージ評価を比較した。日系企業が品質面や技術力で高く評価されていることが分かった。今回は3つ目のカテゴリーである「顧客重視」「地域密着」「社会貢献・環境保護」の3項目からステークホルダー対応イメージを考察する。
選択項目は、「非常にあてはまる(5点)」「あてはまる(4点)」「どちらともいえない(3点)」「あてはまらない(2点)」「まったくあてはまらない(1点)」の5段階評価とした。
「顧客重視」の5段階評価の平均をみると、自動車企業全7社の平均点数は3.85だが、BMWがトップで4.23と高く評価され、VW(4.06)が4点台に達している。HYUNDAIが日系企業を抜き3.84の高得点を得ている。HONDAとTOYOTAには差がみられず両社とも3.7で、全体平均点数よりも0.1ポイント低い。NISSANの評価は3.47に留まっている。
「地域密着」の面では、BMWがVWに追いつかれ、全体平均点数の3.72にわずか0.2の差で3.90となり、4点台に届かなかった。VWが4.04でトップである。HYUNDAI(3.79)はGM(3.70)や日系ブランド以上の評価を受けている。TOYOTA、HONDA、NISSAN日系3社の評価点数はそれぞれ、3.61、3.63、3.39である。
「社会貢献」は、他のイメージと比較すると全体的に評価が低く、全7社の平均は3.50に留まっている。BMW(3.75)とVW(3.64)は比較的に高く評価され、その次はGM(3.55)、HYUNDAI(3.51)が平均点数を上回る。日系ブランドは下位に沈んでいる。
■3指標の相関性について
以上、これまで数回にわたって、自動車起業のブランド意識についての調査結果を紹介してきたが。「親近感」などのような形容詞イメージをブランドに対する感性的な好感度として、「高品質」のような経営資源イメージをブランドに対する理性的な認知度として、「社会貢献」などステークホルダー対応イメージがブランドに対する社会的評価として捉えることができる。自動車カテゴリー連載の最後として、企業ぞれぞれのカテゴリー間の関係性モデルを構築し、異なるメーカー間における指標の関係性の差別(モデルの差別)を図りたい。
分析の結果、日系3社にはほとんど差がみられず、3指標間には強い相関があり、特に認知度と好感度間が強く影響し合っていることが分かった。好感度と社会的評価、認知度と社会的評価間も高い関連性をもっている。
また、韓国のHYUNDAIは3つの指標間で強い関連があり、この点からみると日本企業モデルに近いといえる。
欧米系企業3社のモデルについては、好感度と認知度に強い関連性があるのに対し、好感度と社会的評価間には関連性がやや弱くなる。そして、BMWに関する社会的評価は、BMWの認知との関連性が他の2社より弱いことが分かった。
サーチナ総合研究所と野村総合研究所(NRI)では、今回紹介した調査結果を含めて、ベンチマークとなる大規模なインターネット調査を実施し、07年5月に『中国市場での企業ブランド戦略2007』を刊行した。本記事は、その一部を抜粋、加筆したものである。
調査はサーチナ総合研究所と株式会社野村総合研究所(NRI)が共同で企画、設計し、新泰商務咨詢(上海)有限公司(上海サーチナ)が運営するモニターに対してインターネット調査の形式で実施した。実施期間は2006年10月3日から11月24日までで、北京市、上海市、広東省を中心に、中国全土の一般消費者男女6000人から有効回答を得た。
2008年北京オリンピック1年前カウントダウン開始前日の3日、VWはオリンピックの公式記録映画「北京オリンピック」のスポンサーとして撮影に自動車を提供することを発表した。オリンピック全貌やスポーツ精神等を記録するため、1912年から毎回も行っている大会の一環である。(サーチナ総合研究所:尹娜)
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2007&d=0814&f=research_0814_003.shtml