>ヨコのヨコ
投稿者: yusura_sdhk 投稿日時: 2002/08/21 09:00 投稿番号: [857 / 49973]
>元々昔から自分の利益のみを考えるのは卑しいことだと云う考え方は、
>日本人だけでなくごく一般的に人間の共通認識としてあったと思います。
これはアジア的な価値観ではないでしょうか.西洋では当然のことと
認識されてきたと思います.個人の利益と社会生活とを両立させる
ために「功利主義(最大多数の最大幸福)」が提唱されたりしました
が,これも個人や社会の利益追求を否定した考え方ではありません.
僕は禅の思想の誕生によってアジア的個人主義が完成したと思って
いるのですが,アジア的個人主義では人間が心に持っている「仏性」を
使って欲望や功名心を抑え,社会に貢献できる存在になることにより
自己実現を果たす,という考え方をします.この価値観の元では個人は
社会に参加して役立つことにより完成した個人になりますので,個人と
社会の葛藤というものは表面化しません.
戦前の日本の話に戻すと,日本人は日本国に役立つ存在になって初めて
一人前の人間(皇国臣民)という社会だったのだと思います.これは
軍国主義的な考え方だと受け取るのは間違いで,より近いのは武家社会
です.明治政府は,武家社会の倫理観や価値観を生かすために,廃藩
置県により天皇を唯一の殿様にし,国民皆兵により全国民を武士にした
のではないだろうかと思います.
>当時の韓国で、世論調査を行ったとしたら、併合賛成派と併合反対派と
>どちらが多数派だったんですかね?
併合されないと飢える,という境遇にいた大多数の農民にとっては,
「どっちでもいいから食わせろ」が多数派だったのではないでしょうか.
これは メッセージ 855 (u26699 さん)への返信です.
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