Re: 日本刀の起源はウリナラで良いの?
投稿者: samurai_06_japan 投稿日時: 2007/12/12 21:10 投稿番号: [39454 / 49973]
皆様、ご無沙汰しております。(汗)
日本刀の話になっているようですが・・・
日本刀自体、時代によって呼び方も違えば、細かい製造法も異なりますが。
・平安中期〜鎌倉期・・・太刀(所謂、馬上刀。長く、厚みが有る)、打刀(平服時の所持用)
粟田口派、一文字派、備前長船派など。
*大太刀、野太刀は室町時代ですが、寧ろ分類的には鎌倉期の分類ですが・・・
・室町〜織豊期・・・初期は国内需要は少なく、中国への輸出モノが多かった時期です。
応仁の乱以降、粗製乱造品が大量に出回りました。
この時代の名物は、武将の「特注品」が殆どです。
戦国期に孫六兼元、和泉守兼定 、伊勢村正など。
・江戸期(慶長年間以降)・・・所謂「新刀」それ以前のものを「古刀」と呼びます。
江戸に長曾祢虎徹、堀川国広。
大坂(大阪、ではない)に井上真改、津田助広といった名工が。
特に真改、助広は高名で、「大坂新刀」と呼ばれました。
刀剣的には最早、実用ではなく作風重視(大坂新刀は「絢爛豪華」な作風)
波紋は華美にて、反りも殆ど無いような刀です。
その後、元禄期以降は「実質、日本刀は殆ど造られなかった」ようです。幕末まで。
幕末に作られたものを「新々刀」と言います。
で、切れ味云々はどうかと言いますと。
・切っ先3寸・・・当たっただけでは、切れません。(きちんと刃筋を立てて引かないと)
包丁なんかもそうですが、刃を当てただけでスパッと切れませんよね。同じです。
日本刀は「切っ先三寸で斬る」と言われますが。「物打ち(切っ先から下の部分=腹の部分)」も斬れますが、そのためには先ず、切っ先で斬らないといけません。
・突いたら体から抜けなくなる・・・これは日本刀自体の事ではなく、人体構造の問題ですね。
異物が体内に侵入すると、筋肉が急激に収縮して所謂「噛む」状態になります。
*江戸期、武士より余程場数を踏んでいた渡世人達は、喧嘩場で「突き」を出すのを嫌っておりました。
・刃毀れ、歪み、刃切れ・・・粗製乱造品では当然、起こりますが。例えば銘を持つ業物でこの状態になるのは「腕のせい」
日本刀は「刃筋を立てて、状態に即したきちんとした太刀筋で斬れば」何人切ろうが問題無し、とも言われます。(構造上)
*例えば、料理上手のお母さんが、包丁で肉や魚を何枚おろしても、脂でべとつかいのと同じです。
とは言え、そんなスーパーで完璧な使い手が存在したかと言うと(どんな状況でも「真の刃筋」で斬れる様な)、誰もいません(笑)
江戸期に人体の構造を(刀で斬る上で)最もよく把握していた山田朝右衛門(代々の襲名。公儀御様御用)でも、無理です(苦笑)
ですので、実質「戦場、斬り合いの乱戦では、何人か斬ったら、歪みと刃毀れは起きる」ものです。
これは メッセージ 39441 (wbc_champion2006 さん)への返信です.
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