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チャングムの戦い ロシア奮闘編

投稿者: toapanlang 投稿日時: 2006/09/14 23:34 投稿番号: [34203 / 49973]
「チャングム、最近のロシアではイルボン文化が流行っていると言うではないか。さっそくウリナラ文化を教えて修整してこい」
  聖水博士の指令が出ました。なんでもロシアではイルボンアニメとか文化が流行っているそうです。これはいけません。ぜひとも優秀なウリナラ文化を教えこまなくていけません。
「了解です!博士」
  勢い良く飛び出そうとするチャングム。亡命者はモスクワを目指す、なんて言葉もあるようにやっぱりスパイ・工作員モノはモスクワでないとしまりません。
「まて、これをもって行け。ウリナラの誇るサム○ンが開発したカメラ付携帯電話だ」
  そうです、博士の渡したのは世界初の700万画素カメラ付の携帯電話「SCH−V770」です。↓
http://gallery.cetizen.com/?MODE=bbs&cp=cetizen&id=gallery&no=68503

  さて、モスクワに降りたったチャングム、さっそく敵情視察のため一軒のスシバーに入ります。
「いらっしゃいませ、チュキダシです」
  おや、店員の日本語がおかしいですよ?
「?まぁいいわ。トロとアナゴをちょうだい、あとサザエも」
「はい。トロ・アナゴ・シャジャエですね」
  さっそく寿司が運ばれてきましたが、とても寿司とはいえるものではありません。極言すれば、酢飯を単に固めたものの上に生魚の切れ端を置いたものです。日本人ならここで怪しいと気づくのですが、いかんせんチャングムはそんなことには気づきません。
「これがイルボン文化侵略の実態ね。さっそく記録しなくちゃ」
  チャングムは聖水博士からもらった秘密兵器のカメラ付携帯電話でさりげなく撮影してゆきます。
「あの、お客さん、ウリは、いや、うちは許可のない撮影は禁止なんだが」
  すかさず店長がクレームをつけてきました。
「!どうしてばれたの!」
  ただの携帯電話にしか見えないはずなのに!結局店を追い出されてしまいました。

「ふー、何とか最低限の記録はとれたわね。とりあえず口直しにモスクワの味『パルナス』を食べようかしら。パルナス   パルナス   モスクワの味   パルナス   パルナス   パルナス♪」
  あのー、そういう30歳台以上の関西人にしかわからないネタはやめたほうが・・・で、正しく優秀なウリナラ文化を広めるために必死のチャングム、道行く人をつかまえてはキムチを食わせたり、プルコギ実演試食ショーを行なったりと大奮闘です。
  しかし、一人では限界があります。
「そうだ!政府の広報機関に協力してもらわなくちゃ」
  そう思いついたチャングムは、韓国文化院に向かいました。
  韓国文化院は、正式名称を「韓国文化広報院」といい、韓国文化の関連行事を企画実施するのが役目であり、駐露大使館所属で文化観光部の所管という機関です。

  韓国文化院についたチャングム、勢い込んで扉を開けましたが、誰もいません。壁のスケジュールボードは真っ白、仕事をしている様子もありません。
「どーなってるのよー!!(怒)」
  どうやら、政府は寒流輸出とか言いながら、何にもしていないようです。ロシアに寒流を、というチャングムの動きも空回りが続くことでしょう。
「もー、イルボンばっかり讃えてうらやまし、いや、かんしゃくおこるぅー!!」
  チャングムの涙声がモスクワの灰色の空に響き渡ります。これが有名な『露館遷幸』ならぬ『露讃羨望』、一名『ロシアよりアイゴーをこめて』です。

(劇終)

今回使用した資料については、次投稿で列挙します。
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