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Re: これは残念

投稿者: imp_mania_jk 投稿日時: 2006/09/04 19:46 投稿番号: [34090 / 49973]
自衛隊の隊員は靖国に祭られるか

防衛問題評論家の志方俊之さんは、元自衛隊の陸将で、北部方面総監だった。その前は旭川の第2師団長で、さらにその前は米国大使館に勤務され、そのもっと前、赤ん坊のときは、お父さんが陸軍中将だった。

  お父さんはシベリアへ連れて行かれて死んだそうだ。その志方さんが、自衛隊と靖国について興味深い話をされていた。

  サマワへ行った自衛隊が帰国したとき、「1人も死なないで帰ってくるとは、こんなうれしいことはない」と志方さんは言った。「サマワへ行ったのは全部自分の部下だった人たちである。誰か3、4人は死ぬんじゃないかと思っていた」と。

  志願者の中から500人、あと100人足して合計で600人の自衛隊員がサマワへ派遣された。その自衛隊員たちの多くが幹部に「死んだら1億円くらいくれるらしいが、それはいいとして、靖国神社はどうなのですか」と質問したそうだ。

  そこで幹部は、そういう隊員たち10人くらいを引き連れて、お正月に靖国神社に行ってお参りをして、宮司に会い、「わたしたちは靖国神社へ行けるんでしょうか」と聞いた。

宮司の返事は、こうだった。

  「とんでもない、あなたたちが祭られるはずはないんです」。

  理由を聞くと、「まずあなたたちは軍人じゃない」。確かに、昔から自衛隊は軍隊じゃないと言っているんだから、それはそうだ。「それから、戦死しなきゃダメなんですよ」とも言われた。

  「サマワへ行って死んだって、それは戦死じゃありません。事故死か何かです」というわけだ。確かに「サマワには戦争に行くんじゃない」と、首相は国会で何度も繰り返し言っていた。

  要するに、「軍人でない人が戦争でない理由で死んだのに、靖国神社に祭るわけがないだろう」という扱いだったと、志方さんはおっしゃっていた。これは、表向きの議論をする人たちの考えだ。でも、宮司までがそんなことを言って追い払ってしまうとは、冷たいなとわたしは思った。

  それからもっと前の話で、宮沢元総理大臣が、警官にカンボジアへ行けと命令したことがあった。そのとき、見送りには行ったが、出迎えに行っていないと、いまだに怒っている人がいる。カンボジアでは1人が死んだ。死んだ人とその仲間は、やはり出迎えてもらいたいのだ。

  サマワから1人も死なずに帰ってきたと喜んでいるが、誰が出迎えに行ったのだろうか。やはり、危険なことをする人に対しては、礼儀を尽くさないといけないと思う。自衛隊の人は危険を乗り越えて任務を果たしたのだから、上の人も上の人の任務を果たさねばならない。

SAFETY JAPAN   日下公人氏コラム-日経BP社  
現実主義に目覚めよ、日本!〜グローバル・スタンダードの罠に陥るな!
http://www.nikkeibp.co.jp/sj/column/p/38/03.html
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