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密航作家の『生野アリラン』

投稿者: honkytonk_2002_x 投稿日時: 2006/03/28 19:30 投稿番号: [31584 / 49973]
まあこの作家も、自分が密航者であり、今は合法的に外国人登録をして、過去を隠さず生きているからいいとしよう。

それよりも、1973年に、食えないからと日本に密航していたなんて、それじゃあ戦前のニテーイ時代と同じじゃん。

で、そんな連中がまさか「反省汁!」祭りをやったりするのかね?

イヤな日本に密航し、不法滞在して働くか…。
オレはそんな国、特に特アには生まれんで良かったよ。

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韓国語で小説執筆した在日韓国人作家



  「私は裸一貫で日本に密航し、底辺の異邦人の生活を数十年してきました。在日韓国人社会の明暗を私のように幅広く体験した人はそう多くないでしょう。その体験をもとに在日が生きる姿を小説にして、母国の人々に見せたかったのです」

  1973年、食べていくために日本行の密航船に乗った24才の済州島の青年キム・ギルホは33年後の2006年、在日韓国人作家になった。在日韓国人作家は数多いが、キム・ギルホさんは‘韓国語だけで小説を書く’ただ一人の在日韓国人作家だ。彼が初めての小説集を発表した。『生野アリラン』(済州文化社発行)。

  生野は60万人の在日韓国人のうち最も多くの18万人が暮らす、大阪でも特に韓国人が多い地域。生野にある御幸通り商店街はコリアンマーケットと呼ばれる在日韓国人たちの生活基盤だ。キムさんも生野で在日韓国人が経営するパチンコ店の会計担当として働いている。彼が書いた小説のほとんどは、ここを舞台に繰り広げられる在日韓国人の話だ。

  キムさんは「今は外国人登録をしているが、若い頃密航したことに対して、韓国にも日本にも原罪意識を持っている」と打ち明ける。彼の小説はこの原罪意識から生まれる。故国を離れるしかなかった痛み、不法滞在外国人としての苦しい生活、在日韓国人社会の根深い世代間葛藤などが彼の小説には登場する。「死んだら自分の骨を故国に埋めてくれ」という老いた両親と、「日本で火葬しなければ」という息子の葛藤(『霊歌』)、済州島4・3蜂起事件(1948年4月3日に韓国単独選挙に反対して済州島民が起こした武装闘争)の時に夫を失い、日本へ逃れて生野で食料品店をしながら生きてきた老女の物語(『生野アリラン』)など、12編が載せられている。

  キムさんは日本で執筆活動をしながらも韓国の出版社から小説を発表した。作家になったのも、1987年に月刊現代文学に有名作家の金東里の推薦で短編『霊歌』を発表したのがきっかけだ。彼はハングルによる創作にこだわる理由について「韓国の物語を韓国語で表現したくて」と語る。韓国で暮らした期間よりも日本で暮らしている期間のほうが長くなったが、彼は今も韓国籍を持っているほどルーツ意識が強い。「私の娘も韓国の国籍と名前で日本の教師試験に合格、4月から大阪の中学校で英語教師として働く。韓国人のアイデンティティを持って日本の子供に教える私の娘を誇りに思う」と話す。

  そんなキムさんは最近、短編『生野アリラン』を日本語でも書いたという。東京の出版社が企画した在日韓国人文学全集に掲載するためだ。「評論家のキム・ユンシク教授が言った‘二重言語’に興味がある」という。二重言語とは、2つの言語を母国語のように駆使できる作家が、1つの作品を2か国語で創作することだ。1つの作品を書き、これを他の言語に翻訳するのとは区別されている。キムさんは「最終的には‘二重言語’を実現するのが作家としての私のもう1つの目標」と語る。

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