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「民族のオモニ」

投稿者: honkytonk_2002_x 投稿日時: 2005/06/04 01:07 投稿番号: [22982 / 49973]
韓国民の悲願、クマ繁殖…北朝鮮も子グマ寄贈で協力

  【ソウル=福島恭二】韓国は国を挙げて、絶滅の危機に直面しているツキノワグマの増殖に取り組んでいる。

  建国神話で朝鮮民族のルーツとされるクマは、日本統治時代に駆除され激減。その“復活”事業は、一大プロジェクトとして、国民の期待も高い。北朝鮮が子グマを寄贈するなど、南北協力も進んでいる。

  1500メートル級の高峰が連なる韓国南部の智異山(チリサン)国立公園。南西部に設けられた自然適応訓練場(全羅南道求礼、約5500平方メートル)は人里離れた深山にある。電気フェンスで外部との接触が遮断される中で、4月に平壌中央動物園から贈られた8頭が、元気に生活している。

  国立公園管理公団のツキノワグマ管理チームの韓尚勲(ハン・サンフン)さん(44)の説明によると「人間と切り離し、自らの力で生きていく環境を作る」ことで野生化を進めているのだという。

  同チームがクマに接近するのはクリなどの食料を補給する時だけで、人間と悟られないようにクマの着ぐるみ姿で行う。普段はクマに付けた発信器と無人カメラで行動をチェックする。

  韓国で、クマは最も親しまれている動物だ。朝鮮半島の建国を伝える「檀君神話」では、クマは人間の女になり、最初の国を建てた檀君王倹を産んだとされる。このため、昔から「民族のオモニ(母)」としてあがめられてきた。

  環境省によると、日本の植民地時代、野生クマはトラやヒョウなどとともに害獣駆除の対象とされた。その後も、密猟で大幅に減少。現在、韓国内の野生ツキノワグマは約20頭で、うち5頭が智異山地域に生息、残りは北朝鮮との境にある非武装地帯(DMZ)にいるとみられる。

  プロジェクトに先だって、1998年から3年間にわたって、繁殖のための基礎研究を実施した。個体数が少ないと近親交配が進み、生存力が低下する。自然繁殖のためには最低50頭が必要とみている。

  韓さんは「韓国人は、『民族の母』を滅亡の危機に追い込んでしまった。この国家プロジェクトは、必ず成功させなければならない」と力説する。
(読売新聞) - 6月4日0時8分更新

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050603-00000419-yom-int
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