ついで
投稿者: kamisanga3 投稿日時: 2003/01/10 16:13 投稿番号: [1889 / 49973]
【越南寸評】
○…韓国人にとってベトナムは近しい存在であるようです。その昔、米国の要請でベトナム戦争に派兵した苦い民族的記憶もあるからでしょう。大宇や現代、三星、そして大韓航空に代表される韓進といった財閥はすべてベトナム戦争と強い関わりを持って形成されてきました。いま静岡大学人文学部で教鞭をとる朴根好(パク・クンホ)助教授の若き日の労作(注)を読めば、それがよく分かります。また近年では若い世代を中心に韓国軍の「戦争犯罪」を自問する動きもあります。韓国社会がそれだけ成熟してきた証左でありましょう。
○…ベトナム戦争中のサイゴンには多数の韓国民間人もやってきて、商売をしていました。キムチはサイゴン風に加工されて今でも広く食されています。そのベトナムに韓国人ビジネスマンが怒涛のごとく押し寄せたのが1990年代前半。97年のアジア通貨危機が本国経済を直撃したため一時撤退する企業が相次いだのですが、再びここにきて韓国企業の第二次ベトナムブームが起きているようです。昨年の米越通商協定の発効やアセアン域内の自由貿易化をにらんで、労働集約型輸出産業をベトナムにシフトさせようという動きです。
○…先日もホーチミン市内のレストランで韓国人ビジネスマンの一行と一緒になりました。「コリア、コリア」と従業員に愛想を振りまく彼らを見ていると、少し自己主張が強いなあと思う半面、昨今の日本人ビジネスマンが失ったバイタリティーを感じさせてくれました。(す)
(注)朴根好『韓国の経済発展とベトナム戦争』(御茶ノ水書房、1993年)
http://www3.osk.3web.ne.jp/~vietnam/
これは メッセージ 1888 (kamisanga3 さん)への返信です.
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