どんどんトピずれしていきますが,
投稿者: yusura_sdhk 投稿日時: 2002/11/12 08:52 投稿番号: [1649 / 49973]
嫌いな話題ではないので(笑)
>しかし、なんとなく安定姓が悪そうで、操縦は難しそうですね。旋回性能は良いのかもしれませんが、、、
運動能力と安定性はトレードオフですからね.
航空機の旋回半径は推力と重量の比で最小値が決まりますけど,
戦闘機乗りはこれよりも小さい半径で簡単に旋回し,設計者を驚か
せるのが常だそうです.どうやっているのかというと,一旦失速さ
せ,降下しながら旋回している.つまり,力の釣り合いを一旦外し
ているんですよ.設計技師には力の釣り合いを基にした運動しか頭
に描けないですから,有り得ない半径で旋回するのを目の当たりに
して吃驚するのだそうです.
FXの前進翼にそういう意図が有ったかどうかはよく知りません.翼
先端での剥離を防ぐため,というのが最初の目的だったと記憶して
います.
>何故その後は全て、前方推進になっちゃったのでしょうか?
理由は以下の二つでしょうね.
・エンジンを空冷するため,一番風が強く当る場所に置く必要が
あった.
・重いエンジンを置く場所で重心位置がほぼ決まるので,できる
だけ前方に置く必要があった(重心を空力中心(空気力の中心)
よりも前に持って来ないと,空力安定が得られず,まっすぐ
飛ばない)
それ以外にも,後方にプロペラが有ると,離陸時にプロペラの先端
が滑走路を擦り易くなるとか,非常脱出した乗組員がプロペラに巻き
込まれやすくなる,というデメリットもあります.
なのに,なぜ震電で後方推進が選択されたのかというと,前に積んだ
機関銃の重量のお陰で,エンジンによる重心位置の移動を気にする
必要が無かった,ということと,空力安定性よりも運動性能を重視
した設計思想であった,ということが挙げられるでしょう.仰る
とおり,操縦は難しいのだろうと思います.就役したとしても,
乗りこなせる戦闘機乗りはもう残っていなかったでしょうね.
これは メッセージ 1640 (u26699 さん)への返信です.
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