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韓国旅行記(船窓夜話風)

投稿者: u26699 投稿日時: 2002/10/14 18:01 投稿番号: [1432 / 49973]
19:00   客船は桟橋を離れて、秋の夕闇につつまれた関門海峡を西に向った。右舷側には下関の、そして左舷側には小倉の夜景を見ながらのナイト・クルージング。
暫くすると、右手に黒い彦島の島陰が現われる。この島は、130年前の下関戦争の際に欧米列強が、賠償として租借地の要求を長州藩に突き付けていたのを、高杉晋作が断固として跳ねつけた所だ。。もしあの時、外国の要求を呑んでいたら、今ごろは、この島は香港島のような100万$の夜景となっていたのだろうか……などと思いを巡らす間に、船は玄海灘の外海に進み出してゆく。
夜の海は静かで、船は揺れる事無く、滑るように航行している。

関釜連絡船 はまゆう、就航年月日 1998年8月28日、国際トン数 16,187.00トン 、全長 162.0m、船海速力 18ノット、主機 ディーゼル   6000馬力×2 、プロペラ 可変ピッチ、スタビライザー 一対、最大速力 20.49ノット、最大搭載人員 旅客・・・438名、船員・・・・40名、合計・・・478名、車両積載 乗用車・・・11台、トラック・・・76台、商用車・・・30台、建造 三菱重工業㈱下関造船所。。。

夜半、夜の海は漆黒の闇で、何処を航行しているのかさっぱり判らない。。。遠くに、点々と見える明かりは、日本海に操業する烏賊釣り漁船の群れだろうか…

船室では、釜山アジア大会応援ツアーの日本人団体客と雑貨類(?)を大量に持ち込んだ韓国人団体客が夫々の部屋で酒盛りをする声が響きながら夜が更けてゆく。。


03:00   ようやく寝静まった船内に、突然、断続的な金属音が轟く。船が釜山沖に到着し、投錨作業が始まったのだ。船窓より見ると、前部甲板で2名のクルーが立ち働いている。しばらくすると、クルーは作業を終え、甲板より立ち去り、船は再び夜の静寂に包まれた。眼の前には、釜山の街の夜景が広がっている。本船は、そのまま、朝8時の入港まで、沖合いで待機する事になる。

06:00   ようやく、夜の暗闇が明け、朝もやに煙る釜山の風景が現われて来た。韓国第一の港町は山の中腹まで高層マンションが立ち並び、坂が多く、日本の長崎を思わせる。
港の周囲の海岸の地形は、切り立った崖が海中に落ち込み、瀬戸内海の緩やかな山並みに慣れ親しんだ我々には、どことなく男性的な大陸の荒々しさが感じられるのであった。。。

(続)
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