ソウルからヨボセヨ
投稿者: guiseinoyuu 投稿日時: 2005/07/23 11:35 投稿番号: [6349 / 15709]
李王朝の終焉
韓国の旧・李王朝は十四世紀末から約五百年続いた。そのため現在の韓国文化や
韓国人の性格などはこの時代に原型がつくられたといわれる。ソウルにある景福宮などの
古宮や南大門、東大門など古いものはみんな李朝時代のものだ。
李朝は一九一○年の日韓併合で幕を閉じたが、日本統治下でその王族は「李王家」として
皇族に準ずる待遇を受けた。しかし一九四五年の解放後、南に大韓民国、北に朝鮮民主
主義人民共和国が誕生し王朝は復活しなかった。なぜ王家をかついで立憲君主制の国に
ならなかったのかナゾが残る。
民衆―国民の間に王政を求める声がなかったからといわれるが、その理由については
「日本の皇族との政略結婚など日本の保護下に入った王家に民心が離れていたから」という
説明がある。しかし李朝は日本支配で滅亡したわけだから李王家も日本の犠牲者である。
同情や郷愁で王政復活の声があってもよい。そうならなかったのは日韓併合前に、民心は
すでに王家から離れていたということだろうか。
李王家の最後の皇太子・李垠殿下の息子、李玖氏が亡くなった。母は日本の皇族出身の
李方子(旧梨本方子)だった。日韓の歴史を背負った李玖氏は日本と因縁が深かった。
東京のホテルでの客死はその数奇な運命を象徴している。合掌。
(黒田勝弘)
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