Re: ぐいせさん 合成写真の鑑定希望
投稿者: samurai_03_japanjp 投稿日時: 2006/04/16 20:22 投稿番号: [12041 / 15709]
tripさんも仰ってられるように。
①.銃剣は左腰に提げます。
他に、
②.靴がどう見ても「長靴」
実際は「短靴」+「脚絆」
*日本陸軍で、長靴を採用していたのは、「騎兵」だけ。
③.どの兵も「弾薬盒」が無い。
左右の腹の部分(前)と、腰の後に皮製の「弾薬盒」が付きますが、どの兵士も付けていない。
④.「背嚢」を「どの兵士も」持っていない。
⑤.襷掛けで、右腰の部分に提げる「雑嚢」を、どの兵士も付けていない。
⑥.右端、後を見ている兵士の右腕に腕章らしきものが付いているが。
帝国陸軍夏季軍装では、ここには何も付かない。
⑦.銃剣の鍔の形状が違う。
38式歩兵小銃の銃剣では。鍔は銃口に差込んだ時、下部が前方に湾曲して曲がっているが、写真ではそれが「どの銃剣も見当たらない」
⑧.小銃が短い。
三八式歩兵小銃は、全長127.6cm。銃剣装着時160.7cm
戦前日本人男性の平均身長位の長さがある(銃剣装着時)
ところが、写真中央と右端の兵士の持つ小銃は、銃剣装着時にもかかわらず、全長で頭頂部から膝位までの長さしかない。
これだと、この2人の兵士の身長は、2m以上となる。
⑨.小銃の銃床(ストック)部分の形状が異なる。
写真、左から2番目と、右端の兵士が持つ小銃の銃床(ストック)の付け根は。
エンドから直線に伸びて、機関部で直接上部に伸びている。
三八式小銃は、この「付け根」部分で、一度下部に「折れ下がり」、その後上部に伸びる形状になっている。
⑩.鉄帽(ヘルメット)の固定の仕方が異なる。
写真中央、及び右端の兵士の鉄帽(ヘルメット)は、いずれも右肩背中部分へ垂れている。
帝国陸軍軍装では、鉄帽の固定は背中中央腰部分で、「弾薬盒」の上に乗せるように固定する。
⑪.軍装の違い。
写真の兵士は、上衣を軍跨(ズボン)から出しているが。
帝国陸軍夏季軍装では、上衣は軍跨に入れる。
*襟の形状、その他装備から、季節は夏季装備時期と推定。
⑫.略帽に帽垂れが無い。
⑬.鉄帽の形状が違う。
帝国陸軍の鉄帽は、後頭部部分は丁度真ん中辺りまで。
具体的には、耳の上のラインまでしかない。
右端の兵士の鉄帽は、それより下の部分まで覆っている。
かつ、鉄帽の下に逆さ向きで被る略帽が見当たらない。
他にも、光の当たり方の不自然な箇所や、突っ込みどころ満載の写真ですが。
ざっと、兵士の装備に関しては、こんなところでしょうか・・・
これは メッセージ 12036 (trip_in_the_night さん)への返信です.
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