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産経抄から

投稿者: guiseinoyuu 投稿日時: 2005/12/19 15:43 投稿番号: [10589 / 15709]
笑っちゃいけないんですけどね(笑)

http://www.sankei.co.jp/news/051219/morning/column.htm
  韓国の生命工学の星、黄禹錫・ソウル大学教授をめぐるES細胞騒動は、日本ではちょっと考えられないのでは。研究者による論文の捏造(ねつぞう)などはどこの国でもままあるが、そのことではなくメディアや世論の反応がである。

  ▼ES細胞とは、難病治療や再生医療の鍵となる万能細胞のこと。世界で初めてヒトのクローン胚(はい)からES細胞を作ったとする教授はノーベル賞に最短距離といわれた存在だけに、捏造疑惑の衝撃はわかるが、騒ぎばかりで教授の研究姿勢に切り込んだ議論や批判があまり聞こえてはこないのだ。

  ▼教授が記者会見で疑惑を否定すると、事実の確認より先に「黄教授を最後まで信じよう」という擁護論が拡大している。黄教授については捏造疑惑の前に、研究用のヒト受精卵の入手をめぐる倫理問題でも騒がれた。教え子からの卵子提供などが不適切とされたが、このときも擁護論が強く、報道したテレビ局が「国益に反する」と大バッシングにあった。

  ▼日本にもないとはいえないノーベル賞コンプレックスのゆえなのか。科学研究分野では発展途上の韓国では、世界が注目する生命工学分野で彗星(すいせい)のように現れた教授を神のようにあがめ、批判も議論もタブーのようだ。

  ▼教授がヘルシンキ宣言(ヒトを対象とした医学研究の倫理的原則)を最近まで知らなかったとの報道もある。疑惑の真偽以前に、そういう姿勢で「神の領域」に隣接する研究に携わっていること自体に疑問がわく。

  ▼科学がいかに進歩しようと、人は神になれない。それを忘れそうになる研究者のおごりをいましめるのがメディアや世論の役割だ。国際的な検証を行うしかないとの声もあるが、韓国社会がこの問題にどう決着をつけるか、成熟度が問われている。
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