ロシアおよび周辺国の姓(8)
投稿者: gades_pluton_1930 投稿日時: 2004/10/12 01:08 投稿番号: [2334 / 6946]
(#2317からの続き)
さて、やっと CDU_CSU さんが#2264で書いた
> 例えば他のコーカサスの民族で〜シビリ(例:ゴチチャイシビリ、シャシュカシビリ)とか
> 〜ーゼ(例:アリベラーゼ、キンクラーゼ)とつけばグルジア人だとわかりますし、
> 〜ヤン(例:ミカエリヤン、ザカリヤン)とつけばアルメニア人とわかります。
>
> でもコーカサスから中央アジアにかけてのイスラム教徒の各民族の名は〜フが多く、
> ロシア人と同じです。
> これは帝政ロシアの征服の過程で、彼ら本来の名前を失っているのではないかと推測するのですが...
>
> 例えばアリエフ、イスマイロフ、イブラヒモフ、アブドライモフは中央アジアにありがちな名前ですが、
> アリ+フ>アリエフ
> イスマイル+フ>イスマイロフ
> イブラヒム+フ>イブラヒモフ
> アブドラ+フ>アブドライモフ
> どうでしょう?gadesさん。
のところまできました。
既に#2305で CDU_CSU さんが書かれているとおりです。
> アリエフならアリさんの息子、イスマイロフならイスマイルさんの息子というわけですね。
上の例をスペルアウトしてみると、
Aliev(Алиев)
Ishmaelov, Ishmailov(Ишмаелов, Ишмайлов)
Ibrahimov(Ибрагимов や Ибрахимов など)
Abdullaimov, Abdullahimov(Абдуллаймов)
ですね。
今でもそうですが、
イスラム教圏の民族は、ヨーロッパや東アジアとは異なり、
姓を持っていない場合が多いです。
(東アジアの場合でも、遊牧民族であるモンゴル人は姓を持ちませんが。)
中央アジア・カフカス(コーカサス)のイスラム系諸民族も元来は姓を持っていなかったのですが、
ロシア帝国に征服されていく中で、スラブ・ロシア人にならって、
上記のような
イスラム教徒の名 + 語尾の -ov/-ev
という形式の姓をつくって名乗るようになったわけです。
ロシア帝国は、新しく土地を征服すると、
その土地の住民についての戸籍をつくり管理をおこないました。
ロシア帝国の版図に組み込まれた
中央アジア・カフカスのイスラム教徒が姓を名乗るようになったのは、
こういった背景があると思われます。
ロシアの中央アジア征服の結果、
同じ民族であっても、
カザフスタンのカザフ族はロシア風の姓をもつのに、
(ロシアの版図に入らなかった)新疆ウイグル自治区のカザフ族は姓を持たず、
タジキスタンのタジク族はロシア風の姓をもつのに、
(ロシアの版図に入らなかった)アフガニスタンのタジク族は姓を持たない
という、社会・文化的な分断がもたらされた一面もあります。
いっぽう、カフカスの民族であっても、
アルメニア人やグルジア人などは古くからキリスト教(東方正教会)の信徒であり、
ロシアの版図に組み込まれるよりもずっと前から、民族固有の姓をもっていました。
アルメニア系とグルジア系など、
ロシア以外の旧ソ連諸国の姓については、あとでまた触れたいと思います。
(つづく)
--------------------
アセアンカップの行方はどうなるのだろうか
2004/ 7/30 11:52
投稿者: shibural7 (男性/海外、W4強の国)
2002負けで挽回しようと
猿は一度でも勝って見ようと必死になってるが、
ま、根本(体力)ができてない猿がどんなサッカーをやってもな
さて、やっと CDU_CSU さんが#2264で書いた
> 例えば他のコーカサスの民族で〜シビリ(例:ゴチチャイシビリ、シャシュカシビリ)とか
> 〜ーゼ(例:アリベラーゼ、キンクラーゼ)とつけばグルジア人だとわかりますし、
> 〜ヤン(例:ミカエリヤン、ザカリヤン)とつけばアルメニア人とわかります。
>
> でもコーカサスから中央アジアにかけてのイスラム教徒の各民族の名は〜フが多く、
> ロシア人と同じです。
> これは帝政ロシアの征服の過程で、彼ら本来の名前を失っているのではないかと推測するのですが...
>
> 例えばアリエフ、イスマイロフ、イブラヒモフ、アブドライモフは中央アジアにありがちな名前ですが、
> アリ+フ>アリエフ
> イスマイル+フ>イスマイロフ
> イブラヒム+フ>イブラヒモフ
> アブドラ+フ>アブドライモフ
> どうでしょう?gadesさん。
のところまできました。
既に#2305で CDU_CSU さんが書かれているとおりです。
> アリエフならアリさんの息子、イスマイロフならイスマイルさんの息子というわけですね。
上の例をスペルアウトしてみると、
Aliev(Алиев)
Ishmaelov, Ishmailov(Ишмаелов, Ишмайлов)
Ibrahimov(Ибрагимов や Ибрахимов など)
Abdullaimov, Abdullahimov(Абдуллаймов)
ですね。
今でもそうですが、
イスラム教圏の民族は、ヨーロッパや東アジアとは異なり、
姓を持っていない場合が多いです。
(東アジアの場合でも、遊牧民族であるモンゴル人は姓を持ちませんが。)
中央アジア・カフカス(コーカサス)のイスラム系諸民族も元来は姓を持っていなかったのですが、
ロシア帝国に征服されていく中で、スラブ・ロシア人にならって、
上記のような
イスラム教徒の名 + 語尾の -ov/-ev
という形式の姓をつくって名乗るようになったわけです。
ロシア帝国は、新しく土地を征服すると、
その土地の住民についての戸籍をつくり管理をおこないました。
ロシア帝国の版図に組み込まれた
中央アジア・カフカスのイスラム教徒が姓を名乗るようになったのは、
こういった背景があると思われます。
ロシアの中央アジア征服の結果、
同じ民族であっても、
カザフスタンのカザフ族はロシア風の姓をもつのに、
(ロシアの版図に入らなかった)新疆ウイグル自治区のカザフ族は姓を持たず、
タジキスタンのタジク族はロシア風の姓をもつのに、
(ロシアの版図に入らなかった)アフガニスタンのタジク族は姓を持たない
という、社会・文化的な分断がもたらされた一面もあります。
いっぽう、カフカスの民族であっても、
アルメニア人やグルジア人などは古くからキリスト教(東方正教会)の信徒であり、
ロシアの版図に組み込まれるよりもずっと前から、民族固有の姓をもっていました。
アルメニア系とグルジア系など、
ロシア以外の旧ソ連諸国の姓については、あとでまた触れたいと思います。
(つづく)
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アセアンカップの行方はどうなるのだろうか
2004/ 7/30 11:52
投稿者: shibural7 (男性/海外、W4強の国)
2002負けで挽回しようと
猿は一度でも勝って見ようと必死になってるが、
ま、根本(体力)ができてない猿がどんなサッカーをやってもな
これは メッセージ 2319 (CDU_CSU さん)への返信です.
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