旅人木日記またはベセスダの回想

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ライス‐イーター

投稿者: unhoo 投稿日時: 2006/03/29 16:33 投稿番号: [5392 / 6473]
夏目漱石の短編『ロンドン塔』によれば、その塔のある宮殿の衛兵はビーフ‐イーターと呼ばれる。正名かニックネームか、漱石は説明しなかったようだ。思うにビーフ‐イーターとは、けちな食物でなく、ビーフを食って育った強壮な兵士いう意味なのだろうと思う(わしの独断)。

そこで、わしが提議したいことがある。幕末ペリー艦隊が日本領海に乗り込み、日本全国が大騒ぎになった。徳川幕府が理性的に対応したので、ついに双方の睨み合いが解けて、日本側が黒船艦隊に食料を供給することになった。幕府は日本人にも怪力の大男があることを見せるため、2人の相撲力士小柳と白真弓に米俵を担がせて運び込ませた。その2人は、一人で6俵(?)ずつ担いで、アメリカ人を驚かせた。アメリカ人が「あなた方はどうやってそのような強壮な身体を作り上げたのか」と聞いた。小柳が胸を反らして答えるには「米の飯を食って、稽古に励んだからさ。」以上はわしが小学生時代(昭和一桁時代)に『少年倶楽部』で読んだ記事である。小柳が「米の飯」と言ったのは、当時の観念に従えば、いちばん上等の食事という意味である。この故事を根拠にして、相撲力士のことを英語でRice Eaterということにしよう。これがわしの提議である。
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