旅人木日記またはベセスダの回想

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天壌無窮の神勅

投稿者: unhoo 投稿日時: 2003/09/11 21:30 投稿番号: [2748 / 6473]
>日本の皇室をうらやましく思ふ中国人が

多いみたいぢゃが、
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伝説では、日本の天皇は天照大神の下された「天壌無窮の神勅」によって、日本の君主となる使命を負うのである。わしはここに強調したい。日本の統治者になる権力を獲得したのでなく、君主として政治を執る使命を負わされたのである。

日本敗戦の年に、まだ学齢に達していなかった日本人(現在65歳以下)は、一度も天壌無窮の神勅を読んだことがないかも知れないから、ここに引用しておこう。美しい文章である。

あしはらの ちいほあきの みずほのくには これ わが うみのこの きみたるべきくに なり。いまし すめみま いでまして しらせ。 さきくませ。あまつひつぎの さかえまさむこと まさに あめつちと きわみ なけむ。

蛇足ながら、簡単な解説を。

「葦原の千五百秋の瑞穂の国」。天照大神が皇孫を遣わせようとした時代、すでに農業が発達津した豊穣な地だったのだ。

「これ吾が子孫(うみのこ)の君たるべき地(くに)なり」。何故かわからないが、天照大神は、子孫がその地の君主になる必要があるとお考えになった。

「爾(いまし) 皇孫(すめみま) 出でまして 治(しら)せ」。そなたよ、皇孫よ 行って 政治を 執り行いなさい・・・と、御孫のににぎのみことに、お言いつけになった。

「さき(幸)くませ」。お別れのあいさつであろう。

「宝祚(あまつひつぎ)のさかえまさむこと、まさに天壌(あめつち)ときわみ無けむ」。天照大神の祈りが込められた言葉である。

古事記に記載されたものに、日本書紀の編者が修飾を加えたとされている。史上多くの開国皇帝の就任宣言は、わしの知る限りでは威嚇的な文意が多い。しかし、この「天壌無窮の神勅」にはそれがなくて、和やかだ。
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