旅人木日記またはベセスダの回想

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桜が満開

投稿者: mrmc1964 投稿日時: 2003/04/09 18:38 投稿番号: [1007 / 6473]
です。

ベセスダ先生と同様に、物憂くて何もする気になれません。仕事は山ほど降ってくるのに。

もうちょっと年をとったら早めに引退して悠々自適に生きたいです。
家の南に、小さな濡れ縁をしつらえて、日がな一日、庭でも見てすごします。

季節はやはり春がいいです。
暖かい日だまりの中に、ゆったりと座って、渋茶をすすりながら、CDに耳を傾けます。
曲は滋味にあふれたベートーベンのPコン4番。
ぐっと渋く、バックハウス、ベーム版あたりで。

新緑が目に痛く、時折、桜の花びらが視界を横切ります。
でも本当は庭なんか見てはいないのです。
見ているのは、たぶん、セピア色に染まった青春の一こま。
自然と涙があふれ、小さくたたんだ手の甲をぬらす時、そっとつぶやくかもしれません。
「わしはもうなにも欲しいものはない。
今、必要なのは思い出だけじゃ。
そして、わしは、もうそれを持っておる。」

ああ、至福の瞬間です。

でも私の想像はあらぬ方向に向かってしまうのです。
春の陽気は変わりやすく、日が陰ってずいぶんと寒くなりました。
くしゃみが続いて、涙と鼻水で顔はくしゃくしゃ。
長いこと座ったためか、椎間板も悲鳴を上げています。
CDはいつの間にかモーツアルトのレクイエムに変わって、しかも、カラヤン版とは。
ああ、気色が悪い。悪霊退散、悪霊退散。
極めつけは、台所からの、ばーさんの声。
「じいさん、いつまで外にいるの。とっとと入らんと、風邪ひいちまうぞ。」

どうも小心者はいけません。想像の中でさえ、心配の種が尽きません。

(お言葉に甘え、私事を書き込ませていただきました。)
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