米中対話「世紀の婚礼」
投稿者: sensinkuku_nihon 投稿日時: 2009/07/31 09:10 投稿番号: [35 / 89]
米中対話「世紀の婚礼」、G2は「同盟」の一歩手前?
7月31日8時58分配信 サーチナ
「世紀の婚礼」――中国国営新華社通信は、オバマ政権になって初めて開いた今回の米中戦略・経済対話を、このように打電した。まさに7月27日と28日の2日間にわたって、ワシントンは中国一色となったのである。
中国中央電視台も、興奮気味に次のように実況中継した。「ヒラリー・クリントン国務長官は、わざわざ7分もかけて米国務省の6階にある執務室からエレベータを降り、玄関までやってきて中国代表団を迎え入れたのです。オバマ大統領も、中国に向けた特別演説を行いました。米政権のこんな中国贔屓の姿を見たら、同盟国の日本は、さぞや嫉妬することでしょう」
実際、北京でTVニュースを見る限り、ホワイトハウス首脳たちの表情が、2月に麻生首相をホワイトハウスに迎えた時とは明らかに違っていた。リラックスしていながらも真剣という、アメリカ人が一番本気になった時の面構えをしていたのだ。米首脳はこんな発言をしていた。
オバマ大統領「(NBAで活躍している中国の国民的英雄)姚明選手は、『古参選手だろうが新米選手だろうが、時間と共に揉まれて一体化していくのさ』と述べているが、米中関係とは、まさにそのようなものだ。米中関係こそが、21世紀の世界を創っていくのだ」
クリントン国務長官(両手を十字の形にしておどけてお辞儀しながら)「先日北京を訪問した時、第3環状線を走る車窓から外を眺めていて、まるで豪華絢爛たる映画を観ているような気がしました。アメリカと中国はもはや、同じ舟に乗って進む利益共有者なのです」
ガイトナー財務長官「今回は十数人のホワイトハウスの大臣が顔を揃えた、オバマ政権始まって以来の、ビッグチャイナにふさわしいビッグイベントだ。米中両国は実は非常に似ていて、ただ発展の仕方に違いがあるだけのことなのだ。『求同存異』(同じものを求めていながら異なるものが存在する)だよ(流暢な中国語で言った!)。私が21歳の時に初めて中国語を習った先生は、私に『高逸納』(ガオイーナー)という中国名をつけてくれた。いい名前だろう?」
中国側も負けてはいない。強気の発言が相次いだ。
戴秉国・国務委員「世界最大の発展中の国家である中国と、世界最大の発達した国家であるアメリカが、全面的に協力する時代に入った。『新エネルギー協力』が、今後の両国の関係を象徴するキーワードになるだろう」
周小川・中国人民銀行総裁「中国の保有する米国債は、いまや8000億ドルを突破した。人民元の切り上げよりも、米国内における中国の資産の安全がいかに確保されるかということが、金融危機問題の核心なのだ」
林毅夫・世界銀行副総裁「世界銀行は年初に『中国の今年の経済成長率は6%に失速する』などと予測したが、私は個人的に、中国政府の一連の強い政策の効果で、8%近く成長できると信じていた。いまや私の予測通りになってきたではないか」
こちら北京で見ている限り、米中はすでに「同盟」の一歩手前である。オバマ政権は、かつてクリントン政権が「IT革命」によって長期不況を乗り切ったように、「新エネルギー革命」によって金融危機を乗り切ろうとしている。そのためには、世界最大の中国の「グリーン市場」を制覇することが必須なため、中国を堂々と「パートナー」と公言するようになったのだ。
もはや米中両国とも、ブッシュ前政権時代に重視した北朝鮮問題など、眼中にない。そして日本に対しても、北朝鮮ほどどうでもいい存在ではもちろんないが、その扱いは軽くなる一方なのである。(執筆者:近藤大介 明治大学講師)
7月31日8時58分配信 サーチナ
「世紀の婚礼」――中国国営新華社通信は、オバマ政権になって初めて開いた今回の米中戦略・経済対話を、このように打電した。まさに7月27日と28日の2日間にわたって、ワシントンは中国一色となったのである。
中国中央電視台も、興奮気味に次のように実況中継した。「ヒラリー・クリントン国務長官は、わざわざ7分もかけて米国務省の6階にある執務室からエレベータを降り、玄関までやってきて中国代表団を迎え入れたのです。オバマ大統領も、中国に向けた特別演説を行いました。米政権のこんな中国贔屓の姿を見たら、同盟国の日本は、さぞや嫉妬することでしょう」
実際、北京でTVニュースを見る限り、ホワイトハウス首脳たちの表情が、2月に麻生首相をホワイトハウスに迎えた時とは明らかに違っていた。リラックスしていながらも真剣という、アメリカ人が一番本気になった時の面構えをしていたのだ。米首脳はこんな発言をしていた。
オバマ大統領「(NBAで活躍している中国の国民的英雄)姚明選手は、『古参選手だろうが新米選手だろうが、時間と共に揉まれて一体化していくのさ』と述べているが、米中関係とは、まさにそのようなものだ。米中関係こそが、21世紀の世界を創っていくのだ」
クリントン国務長官(両手を十字の形にしておどけてお辞儀しながら)「先日北京を訪問した時、第3環状線を走る車窓から外を眺めていて、まるで豪華絢爛たる映画を観ているような気がしました。アメリカと中国はもはや、同じ舟に乗って進む利益共有者なのです」
ガイトナー財務長官「今回は十数人のホワイトハウスの大臣が顔を揃えた、オバマ政権始まって以来の、ビッグチャイナにふさわしいビッグイベントだ。米中両国は実は非常に似ていて、ただ発展の仕方に違いがあるだけのことなのだ。『求同存異』(同じものを求めていながら異なるものが存在する)だよ(流暢な中国語で言った!)。私が21歳の時に初めて中国語を習った先生は、私に『高逸納』(ガオイーナー)という中国名をつけてくれた。いい名前だろう?」
中国側も負けてはいない。強気の発言が相次いだ。
戴秉国・国務委員「世界最大の発展中の国家である中国と、世界最大の発達した国家であるアメリカが、全面的に協力する時代に入った。『新エネルギー協力』が、今後の両国の関係を象徴するキーワードになるだろう」
周小川・中国人民銀行総裁「中国の保有する米国債は、いまや8000億ドルを突破した。人民元の切り上げよりも、米国内における中国の資産の安全がいかに確保されるかということが、金融危機問題の核心なのだ」
林毅夫・世界銀行副総裁「世界銀行は年初に『中国の今年の経済成長率は6%に失速する』などと予測したが、私は個人的に、中国政府の一連の強い政策の効果で、8%近く成長できると信じていた。いまや私の予測通りになってきたではないか」
こちら北京で見ている限り、米中はすでに「同盟」の一歩手前である。オバマ政権は、かつてクリントン政権が「IT革命」によって長期不況を乗り切ったように、「新エネルギー革命」によって金融危機を乗り切ろうとしている。そのためには、世界最大の中国の「グリーン市場」を制覇することが必須なため、中国を堂々と「パートナー」と公言するようになったのだ。
もはや米中両国とも、ブッシュ前政権時代に重視した北朝鮮問題など、眼中にない。そして日本に対しても、北朝鮮ほどどうでもいい存在ではもちろんないが、その扱いは軽くなる一方なのである。(執筆者:近藤大介 明治大学講師)
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