中国の困った現実

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中国の困った現実、四川地震のその後

投稿者: hytriy 投稿日時: 2012/06/24 10:58 投稿番号: [560 / 619]
テレビ東京というのは普段あまり観ない方だが、この番組だけは家にいる時は出来るだけ毎週観るようにしている。
土曜日の朝11時30分から始まる「田勢康弘の週刊ニュース新書」という番組だ。
大抵は政治家が一人出てきて、ホスト役の田勢氏とゆっくり政治の話をする番組だ。
以前、その番組では後半、何年か前の四川大地震のその後の姿を追っている特集があった。四川省の北川(ホクセン)という街を取り上げていたのだが、すさまじい写真だった。
大地震後の崩壊した街がそのまま手つかずで残されていた。それはまるで廃墟という他ない。
さすがに家を失った人たちの仮設住宅は造られているそうだが(何処まで行き届いているのかまでは分からないが)、壊れた建物自体は何年もたった今でも一部は殆どそのままなのだ。

そこに全国各地から観光客が来ていて、そこの一部の住民たちは壊れた自分たちの街の写真を観光客に売って生活をしているという。
こんなことはしたくはないが、生活するためには仕方がないのだと、住民の一人はインタビューに答えてそう言っていた。
いわば自分たちの傷を売り物にして生きているのだ。

こういう現実があるにもかかわらず、一方ではこの地方では女性たちの妊娠が増えているという。
それもインタビューによると、地震で子供を亡くした高齢の女性達が、自分の将来の世話をしてもらうためにまた子供を作るのだと答えていた。
社会保障が殆ど行き届いていないこの国では、自分が年老いたとき頼みになるのは自分の子供だけだからだ。
こういう国が果たして社会主義国といえるのか、という根本的な疑問はある。

あるいはまた何百人もの生徒が死んだ学校は完全に建物が取り払われていたが、周囲の建物は何事もなく残っているのに、学校の校舎だけが潰れていることに対して、被害者の家族が手抜き工事ではないかと役所に訴えても取り上げてもらえないどころか、逮捕されたという話だ。

またテレビ東京の取材班が、そういう家族の取材をしていたら、見廻り組のような男たちに取り囲まれ、警察に連れて行かれ、これ以上学校関係の家族の取材をしないと言う条件付きで解放されたという。
こういうことは今の中国では極日常的なことだとは思うが、とにかく共産党に不利な情報は全て隠すということで情報操作をしながら国の形を何とか保っている訳だからこうなるのは仕方がないにしても、こういうのを見ていると人民たちは本当に可哀想だ思ってしまう。

北川では崩壊した街はそのままにして、隣接した広大な土地にニュータウンを造ろうとしているようだが、そこに田畑を持っている住民の家を建ててやることを条件にして企業が土地を買収(中国は社会主義国だから土地自体は国有なので、この場合は権利を買収するということだと思うが)しているそうだ。いわば住民たちの弱みに付け込んだあくどい買収なのだ。勿論これらの企業のバックには地方の共産党の存在があるのは当然だ。

このように北京オリンピックなどの華やかな舞台の裏では、悲惨な中国の現実がある。富めるものはますます富み、貧しいものはなけなしの土地まで奪われてしまうという現実だ。そして貧富の格差はますます広がっていく訳だ。こんな状態が果たしていつまで続けられるのか。

表向きは経済発展の著しい中国だが、いつまでこういった内部の矛盾を抑え、隠しきることができるのか、我々は注意深く見守っていかなければならないだろう。
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