: 中国とノーベル賞
投稿者: fukusimanoai 投稿日時: 2010/12/02 18:06 投稿番号: [87 / 176]
「ノーベル賞を受賞した中国人はいない」というテーマは、ノーベル賞受賞者が発表される10月頃になると中国で必ず提起される毎年恒例の話題である。今年のように尖閣諸島問題で対日批判が高まっている時期に、日本人がノーベル賞を、しかも2人も受賞したとなると、失望感は一層高まり、それが当局に対する不満となってネット掲示板上での謝罪要求となる。中国のネット掲示板には、全国のネットユーザーから「国家成立から61年目の中国にノーベル賞の受賞者がいないとはどういうことだ。この情けない状況について、関係当局は全国国民に謝罪しろ」といった趣旨の書き込みが殺到した。
中国共産党が支配する社会はノーベル賞とは相いれない体制なのか?
【1】ノーベル賞の受賞は、国家が学術教育分野で一定水準に達していることを示している。
【2】ノーベル賞はオリンピックの金メダルとは異なり、公平な競争を経るだけでなく、最も重要なのはイノベーションである。単に世界最先端の水準では不足で、独創的な発想や学説が必要である。この点で言うと、ノーベル賞は国家の創造力を表している。
【3】イノベーションは個人の主観的な能動性と清浄な学術環境によって生まれる。ノーベル賞を受賞するということは国家が良好な社会環境にあることを示している。
【4】権威の盲目的崇拝の中からはイノベーションは生まれない。
上記の観点から見て中国は依然としてノーベル賞を受賞する近代的な強国の条件を満たしていない。
ノーベル賞受賞者を出していない中国は近代の強国として数えることはできない。
中国では優秀な学生は小、中、高、大学と学んだ後に国外へ留学し、その多くは祖国に戻ってこない。その理由は、中国では定型的な答えを要求する丸暗記教育が行われており、思考の自由はなく、学問の自由も保障されていないことに起因する。学問の自由が保障されている民主主義の先進国にはイノベーションが生まれる余地は十分にあるが、中国共産党一党独裁の下で丸暗記教育が行われている中国ではその可能性は極めて小さい。
ある調査によれば、主要な大学や研究所の研究者の3人に1人がデータのplagiarism(盗作)、falsification(偽造)、fabrication(模倣)を行ったことがあると認めているというのである。このような環境下ではイノベーションが生まれる可能性は低く、ノーベル賞受賞者が出現する可能性は限りなく低いと言わざるを得まい。
これは メッセージ 1 (bakuhatukenen さん)への返信です.
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