部下の辞表
投稿者: mieko_cn 投稿日時: 2003/11/19 22:59 投稿番号: [3528 / 6315]
月曜の朝、いきなり総務君から辞表をもらった。
日曜の夕方、ちょっといじめちゃったから気にしてたんだけど、
月曜の朝もずっと無視してたら、辞表が出てきた。
わが部一番の期待の星なのに・・・
ちょっといじめすぎた?
別室に連れて行って、訳を聴いても
「プレッシャーが大きすぎて、自分にはもう限界です。」
と眼をうるませ、あとは無言・・・
「どこからのプレッシャー?私からのプレッシャーも大きいんじゃない?」
「いいえ、違います。食堂です、一番のプレッシャーは」
・・・。
人前で涙を見せぬよう、来客用トイレに消えて言った彼。
彼が戻ったところで再びお話。
「まずは目の前の問題を一緒に片付けようよ。
午前中は宿舎と工場の掃除用具を見に行こう。
早く何とかしないとワーカーさんや掃除のおばちゃんのクレームで大変でしょ。
午後は、他の食堂会社を見学に行こう。
食堂会社を変えるったって次を見つけておかなきゃ話にならないから。
夜は食堂会社の総経理に来てもらって話をしよう。」
工場長に報告して、社長に報告して・・・
「社長、斯く斯く然々です。
彼を救うために、今日は一日彼と一緒に行動します」
「おう、何とかして引きとめろ。彼はいい奴だから」
と社長からの支持も得て出発。
宝安の国美で宿舎用の電気製品を見て、向かいの恵宝厨房用品店で掃除用具やらを見て、
午後4時に帰社。すぐまた外出して近所の会社の食堂を2軒ほど見学。
そして夜6時から今の食堂請負会社の副総経理たちと会議。
総務君がうちの困ってる問題から話し出そうとしたけど、それじゃあ負け。
「うちとしては私も彼も食堂管理なんて初めてで
不慣れなもんだからいろいろご迷惑おかけしてすみません。
実際、どんな点で困っているか御社のほうからお話いただけますか?」
と私が切り出す。
この作戦が成功して、2時間半の会議は穏やかに終了。
最後に先方の副総経理が;
「今日はありがとうございました。
本当は吊るし上げを食らうかと思ってきたんですが
そうならずに前向きの話し合いが出来てよかったです。
そう言いおいて帰っていった。
一日の最後、夜9時。
朝、彼からもらった辞表を取り出し、彼に聞いた。
「これ、どうする?」
辞表を私から受け取って答える
「破って捨てます」
「そう?それなら・・・」
彼の手から辞表を取り戻し、破って捨てた。
内心、ホッとしながら。
これは メッセージ 3527 (mieko_cn さん)への返信です.
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