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ウルムチの今-監視と密告の社会に

投稿者: jhytreswo 投稿日時: 2011/07/16 07:55 投稿番号: [12 / 28]
暴動から2年…“密告社会”にピリピリ

  中国新疆ウイグル自治区のウルムチで2009年7月に発生し、多数の死傷者を出した「ウイグル暴動」から2年余り。暴動発生当時は数万人の武装警察に加え、軍まで投入された市内中心部は平静と活気を取り戻していた。しかし、市内のいたるところに設置された監視カメラは次々にフラッシュを光らせ、2年前にはいなかった監視員の姿があちこちで目につく。住民同士の“密告”も奨励されているといい、笑顔の陰には、ピリピリした緊張感が漂っていた。

  「誰が聞いているか分からない。ここでそんな話はしないでくれ」。ウルムチ市内のバザールで値引き交渉のついでに2年前の暴動についてたずねると、カーペットを売っていたウイグル族住民の商店主(40)はピシャリと話をさえぎって表情を硬くした。

  周囲にはウイグル族以外は見あたらなかったが、別の男性は「ウイグル族同士の密告がごく普通になったからだ」と説明した。ウイグル族と漢民族が民族衝突した2年前の暴動は、当局発表で200人近くの死者が出た。両民族間で広がる一方の経済格差や、ウイグル族に対する差別が発端だ。

  市内には警察の派出所が増え、住民の言動を記録する監視カメラもおよそ4万台設置された。暴動現場のひとつで人権活動家、ラビア・カーディル氏(2005年に米国へ亡命)が1980年代に建てた「ラビアビル」の封鎖は今も続き、監視員が配置されていた。
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