加速する 「脱中国」

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ポストチャイナ

投稿者: mknjhtman 投稿日時: 2012/01/04 12:52 投稿番号: [628 / 755]
日本の「生産拠点」である中国で人件費が高騰し、リスクヘッジ(危機回避)を求める日本企業 にとって、ASEAN諸国は「チャイナ・プラスワン」として存在感を増しつつある。中でも ベトナムはその筆頭格だが、首都ハノイやホーチミン以外に今、中部の都市・ダナンが注目を 集めているという。 ハノイから飛行機で南へ約1時間、日本のように南北に長い国土のほぼ中央に位置するダナン は、中部を代表する都市だ。 国内随一のリゾート地で、海沿いには高級リゾートホテルが建ち並ぶ。その一方で、ラオス− タイ−ミャンマーへと続く、東西経済回廊の東の玄関口としても知られる。 ベトナムは現在、チャイナ・プラスワンとして確固たる地位を築こうと、国ぐるみで企業誘致に 力を入れている。ダナンでも、工業団地の整備が急ピッチで進められている。
その一つ、ホアカン工業団地。ダナン空港からわずか10キロほどの立地だ。ここに小型 精密モーター大手「マブチモーター」の現地法人「マブチモーターダナン」がある。 約10ヘクタールの広い敷地には工場棟(延べ床面積6・4ヘクタール)が並ぶ。ここでは約 4800人が勤務しており、工員のほとんどが女性だ。 1つの製造ラインに、作業服姿の女性工員がまとまって座り、作業を黙々と続けている。どの ラインにもチェック役の係員がおり、作業を確認しながら、工員に指示を出している。 こうした光景は、東南アジアの日系企業でもよく見ることができる。ダナンでは、何が違うのか。 「ハノイやホーチミンと異なり、ダナンは人件費が安い」と同社幹部が説明する。 近年、中国では人件費が高騰しつつある。上海に比べるとハノイやホーチミンの人件費は半分 ほどだ。ダナンはハノイなどに比べてもさらに3割程度安く、同社の初任給は月200万ドン (8千円程度)という。 とはいえ問題があるのも事実だ。ダナンをはじめベトナムでは近年、人材確保が難しくなって いる。日本企業だけではなく、韓国企業のベトナム進出も増えているのが理由の一つだ。働く側 にとっては、選択肢が増えたことで、賃金や職場環境など条件の良い会社を選ぶ動きが強まって いる。 このためいったん働いても、別の工場に移る人も少なくない。また、10代後半から20代半ば の若い人材が一定期間働き、貯金を作って専門学校などに通うケースもあるという。 同社の場合も離職率は10%近く、社員の引き留めに力を注いでいる。食堂のメニューを飽き がこないように変更したほか、敷地にはレクリエーションのためにサッカー場を整備した。 色々とクリアすべき壁はあるとはいえ、安い人件費は日本企業にとって大きな魅力。
とかくトラブルが発生しやすい中国より遥かに魅力的な地である。
日本の中堅メーカーの経営者も「海外への製造拠点に興味がある。ベトナムも候補のひとつだが、 今後、積極的に検討していきたい」と話している。 アジア諸国では対日感情がよいとされるベトナム。今後も、タイ以上の日本企業の進出が期待される。
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