例のふざけた大学入試問題について
投稿者: vaio6253 投稿日時: 2004/01/24 17:27 投稿番号: [86312 / 99628]
捏造・欺瞞の類を学生に摺り込もうとする厭らしい意図がミエミエなんだが、自虐サヨ等の「邪悪さ」を見事に論破しているので・・・・是非、一読を。
==============
(付録1)
拉致解決妨げるセンター入試問題
――「強制連行」設問は採点から外せ――
藤岡信勝
《《《不公正かつ不適切な設問》》》
日本人拉致事件についての川口外相の演説に対し、昨年9月24日の国連総会で北朝鮮代表は、「日本は朝鮮半島占領時代に840万人を強制連行し、筆舌に尽くしがたい被害を与えた。たった数人の拉致被害者の死とは比べものにならない」と反論した。拉致という犯罪を、ありもしない「強制連行」で帳消しにしようというたくらみである。
ところが、最近になって、この北朝鮮の宣伝に呼応するかのような動きが日本国内に現れた。驚くなかれ、大学入試センター試験の問題としてである。1月17日に行なわれた世界史の試験で、「日本統治下の朝鮮」に関連して次の中から正しいものを一つだけ選ばせる問題(第一問の問5)が出題された。
〈① 朝鮮総督府が置かれ、初代総督として伊藤博文が就任した②朝鮮は、日本が明治維新以降初めて獲得した海外領土であった③日本による併合と同時に、創始改名が実施された④第二次世界大戦中、日本への強制連行が行われた〉
正解は④とされる。しかし、これは極めて不公正で不適切な問題である。まず、①から④までの文中に登場する用語のうち、「朝鮮総督府」や「創始改名」は、当時もその言葉が使われており歴史的事実に属するが、「強制連行」は次元が異なる。「強制連行」は政治的な糾弾の機能を担う造語であり、その語の使用者による歴史の解釈を示す用語であって、歴史の事実を指し示す言葉ではない。それは、対象指示機能よりは情動喚起機能の優越する、政治的色合いをもった「唸り言葉」(S・I・ハヤカワ)なのである。それ故、使う者の政治的目的に応じて、対象指示に関しては伸縮自在、融通無碍となる。
日本政府は徴兵による戦時中の労働力不足を補うため、「国民徴用令」によって工場などに労働力を動員したが、朝鮮半島についても、1944年9月から徴用が実施された。当時は朝鮮半島の人々も日本人であり、徴用は日本人に平等に課せられた、国家による合法的な行為であった。だから、④を「第二次世界大戦中、日本本土へ徴用された」とすれば、それは歴史的事実を述べたものであり、設問として何の問題もない。
《《《設問ミスを直ちに認めよ》》》
例えば、時期についてみただけでも、センター試験の問題が前提としているような、「第二次世界大戦中」だけの出来事を指すとはかぎらない。日韓併合後の朝鮮半島からの日本への移動をすべて「強制連行」としてとらえ、「在日=強制連行の犠牲者」とするイメージも盛んに吹聴されてきた。
こういう言説を信じていた受験生が、設問の④を引っ掛け設問であると判断することも大いにありうる。つまり、どちらの立場からも、この問題は「正解なし」と判断されうるのである。入試問題は立場の如何を問わず万人が認める知識の範囲に限定されるべきである。
誤った不確実な知識を、若い人の頭に、政治宣伝的にたたき込む害毒が、将来に及ぼす影響は計り知れない。こういう虚偽の概念の横行を放置してきたことが、日本人を知的に拘束し、不要な贖罪意識を生み、拉致問題の解決を四半世紀にわたって放置してきた根本原因である。
大学入試センターは、この設問が欠陥問題であることを認め、「正解なし」として採点から除外する措置を速やかにとるべきである。
産経新聞コラム「正論」1月22日 * 一部割愛しました。
西尾幹二氏のHPから
http://nitiroku.hp.infoseek.co.jp/cgi-bin/i-nikki.cgi
==============
(付録1)
拉致解決妨げるセンター入試問題
――「強制連行」設問は採点から外せ――
藤岡信勝
《《《不公正かつ不適切な設問》》》
日本人拉致事件についての川口外相の演説に対し、昨年9月24日の国連総会で北朝鮮代表は、「日本は朝鮮半島占領時代に840万人を強制連行し、筆舌に尽くしがたい被害を与えた。たった数人の拉致被害者の死とは比べものにならない」と反論した。拉致という犯罪を、ありもしない「強制連行」で帳消しにしようというたくらみである。
ところが、最近になって、この北朝鮮の宣伝に呼応するかのような動きが日本国内に現れた。驚くなかれ、大学入試センター試験の問題としてである。1月17日に行なわれた世界史の試験で、「日本統治下の朝鮮」に関連して次の中から正しいものを一つだけ選ばせる問題(第一問の問5)が出題された。
〈① 朝鮮総督府が置かれ、初代総督として伊藤博文が就任した②朝鮮は、日本が明治維新以降初めて獲得した海外領土であった③日本による併合と同時に、創始改名が実施された④第二次世界大戦中、日本への強制連行が行われた〉
正解は④とされる。しかし、これは極めて不公正で不適切な問題である。まず、①から④までの文中に登場する用語のうち、「朝鮮総督府」や「創始改名」は、当時もその言葉が使われており歴史的事実に属するが、「強制連行」は次元が異なる。「強制連行」は政治的な糾弾の機能を担う造語であり、その語の使用者による歴史の解釈を示す用語であって、歴史の事実を指し示す言葉ではない。それは、対象指示機能よりは情動喚起機能の優越する、政治的色合いをもった「唸り言葉」(S・I・ハヤカワ)なのである。それ故、使う者の政治的目的に応じて、対象指示に関しては伸縮自在、融通無碍となる。
日本政府は徴兵による戦時中の労働力不足を補うため、「国民徴用令」によって工場などに労働力を動員したが、朝鮮半島についても、1944年9月から徴用が実施された。当時は朝鮮半島の人々も日本人であり、徴用は日本人に平等に課せられた、国家による合法的な行為であった。だから、④を「第二次世界大戦中、日本本土へ徴用された」とすれば、それは歴史的事実を述べたものであり、設問として何の問題もない。
《《《設問ミスを直ちに認めよ》》》
例えば、時期についてみただけでも、センター試験の問題が前提としているような、「第二次世界大戦中」だけの出来事を指すとはかぎらない。日韓併合後の朝鮮半島からの日本への移動をすべて「強制連行」としてとらえ、「在日=強制連行の犠牲者」とするイメージも盛んに吹聴されてきた。
こういう言説を信じていた受験生が、設問の④を引っ掛け設問であると判断することも大いにありうる。つまり、どちらの立場からも、この問題は「正解なし」と判断されうるのである。入試問題は立場の如何を問わず万人が認める知識の範囲に限定されるべきである。
誤った不確実な知識を、若い人の頭に、政治宣伝的にたたき込む害毒が、将来に及ぼす影響は計り知れない。こういう虚偽の概念の横行を放置してきたことが、日本人を知的に拘束し、不要な贖罪意識を生み、拉致問題の解決を四半世紀にわたって放置してきた根本原因である。
大学入試センターは、この設問が欠陥問題であることを認め、「正解なし」として採点から除外する措置を速やかにとるべきである。
産経新聞コラム「正論」1月22日 * 一部割愛しました。
西尾幹二氏のHPから
http://nitiroku.hp.infoseek.co.jp/cgi-bin/i-nikki.cgi
これは メッセージ 1 (magekuri さん)への返信です.
固定リンク:https://yarchive.emmanuelc.dix.asia/1834688/4z9qa4ua46a41a4sa4j_1/86312.html