今日の産経抄
投稿者: vaio6253 投稿日時: 2003/03/31 00:23 投稿番号: [78976 / 99628]
ひだりのサンはどうも「巨人 vs 中日」でこの三日間、一杯一杯だったような・・・・
というわけではないですが、野球(巨人)に絡めて、今日の一言。
プロ野球開幕ゲームの語り草といえば、今でも昭和三十三年の長嶋茂雄選手のデビュー戦につきそうだ。国鉄スワローズの金田正一投手から四打席連続三振をきっしてしまった。それも、ファウルの一球以外はかすりもしなかったのである。
▼この場面、鳴り物入りでプロ入りした新人に対し、金田投手が大先輩としての意地を示した、ということになっている。だが、近藤唯之さんの近著『運命の一球』(新潮文庫)によれば、それだけではない。実は五カ月も前から用意されていたシーンなのだという。
▼立大生だった長嶋選手が神宮で当時の東京六大学記録となる本塁打を打つのを、金田投手はテレビで見ていた。そば屋の二階で相棒の谷田捕手といっしょだった。そこで長嶋選手のスイングの速さを認めながら「内角高めを攻めなきゃ」と攻略法まで話し合っていたのだ。
▼つまり、国鉄バッテリーは大物ルーキーを早くから丸裸にし、待ちかまえていたわけだ。近藤さんは「世間とはなんと恐ろしいところだろう」と慨嘆しているが、それが食うか食われるかのプロの世界なのだ。むろん長嶋選手も後にはしっかり大先輩を打ち込んでいる。
▼イラクでの戦いもどうやらプロの軍団どうしの地上戦で決着がはかられることになりそうだ。ハイテク兵器を駆使した「新しい戦争」を目指してきたアメリカも、最後は腰をすえた血みどろの戦いを覚悟しているという。同時に前線の動きも膠着(こうちゃく)状態にみえる。
▼それは当然だろう。戦争とは相手もプロである以上、その能力や欠陥をよほど見極めてかからないと、命取りとなるような世界にいるのだ。それもわからずに、「ベトナム戦争の二の舞いだ」式に揶揄(やゆ)するのはいかにも無責任でむなしく響く。
これは メッセージ 1 (magekuri さん)への返信です.
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