今日の産経抄
投稿者: vaio6253 投稿日時: 2003/03/29 22:20 投稿番号: [78943 / 99628]
最近、読んでて一番的を得てると・・・思えるのだけど、いかがなものか。
知人(日本人)の娘さんが最近留学先の大学をアメリカからフランスへ変えたが、アメリカから転校してきたというのでパリで白い目を向けられている。ここでは書けないひどい悪口を浴びせられ、下宿のアパートから外出もできないと嘆いているという。
▼イラク戦争は米欧、とりわけアメリカとフランスの仲を深く切り裂いた。米下院の食堂が献立の「フレンチフライ」を「フリーダム(自由)フライ」に改名した話があった。ワインやタイヤなど欧州製品の不買運動が起きているという報道もある。
▼「シラク大統領自身、こういう結果になると思っていなかったのではないか」、イラク戦への不参加決定にベテランの仏記者がつぶやいていた、とパリの山口昌子支局長が伝えている。両者の亀裂の背景にあるのは、きれいごとの“平和観”の違いばかりではない。
▼文化や歴史の差別的な優越感情や、国の利害やエゴの醜い張り合いがあった。血みどろの攻防戦はこれからだというのに、もう戦後の復興計画の主導権争いが始まっている。救援物資の表示をめぐり、血も汗も流さないフランスやロシアが口を出してきているという。
▼スペインは対イラク武力行使の賛同国だが、十七世紀初め、『ドン・キホーテ』の作者セルバンテスはいろんな戦争に参加して自分でも片腕を失った。騎士道物語を読み過ぎた田舎紳士に対し、従士サンチョ・パンサはたびたびことわざで教えている。
▼その一つに「警鐘を鳴らす奴(やつ)は、いつも安全なところにいる」という警句があった。“脳みそが足りない男”にしては、世間の真実を鋭くうがっているではないか。そうなのである、反戦にしろ、平和にしろ、かっこいいことをいう奴は大概安全なところにいる。
これは メッセージ 1 (magekuri さん)への返信です.
固定リンク:https://yarchive.emmanuelc.dix.asia/1834688/4z9qa4ua46a41a4sa4j_1/78943.html