中国に倣った韓国の「東海」呼称要求
投稿者: tadashiihito777 投稿日時: 2002/08/28 19:21 投稿番号: [66146 / 99628]
<またしても日本へのみ横車>
韓国が、日本海の名称を東海に改める運動をしている。いずれわが国に対して、その名称の承諾を求めてくる事になろう。またというべきか、相変わらずと言うべきか、日本へのみ横車を押している。これに対して、日本外務省は一応は否定的であり、国際的に認められないだろうだろうと言った楽観的な見方をしている。しかし、事はそう簡単ではないし、外務省の楽観は、実は楽観ではなくて、己の論理が抱えている弱点を隠している、さしあたりのポーズに過ぎないのである。それはこう言う意味である。
中国大陸の東側で、南は台湾海峡、東は琉球諸島に至る海域をわれわれは東シナ海と呼んできたし、国際的にも認められているEast Of China Seaである。これを中国は東海と呼び出したのである。すなわち、中国大陸の東に面する海を、北から順に「渤海、黄海、東海、南海」と名ずけ、東シナ海の呼称を消してしまった。のみならず、中国大陸最南部やベトナム北部と接する一体の海を、「中国の南海の海域の北部に位置する」ので、北部湾と呼んだ。ベトナムの北部の湾という意味ではない。従来この一帯の海は、東京湾(トンキン湾)と称されていた。ハノイのあるベトナム北部地方を東京(トンキン)と称する事からそう呼ばれてきたのである。
<東シナ海を「東海」と呼称>
このように、中国は国際的認知を無視して、中国大陸から見ての呼称をつけた。それは中国の勝手に過ぎない。ところが外務省は、それに従ってすでに東シナ海を東海としているのである。平成12年10月12日付産経新聞にこう言う記事がある。近記者が外務報道官に(当時)にインタビューして、外務省が東シナ海をなぜ東海と呼ぶのかと訪ねると、「日中で合意され、国会でも承認された、日中漁業協定でも「東海」を使っている」と述べ、「一般的慣行である」とまで答えている。日中漁業協定は昭和50年。わが国の一般的国語辞典の代表である「広辞苑」昭和49年版には、東シナ海の項目があり、妥当な説明がなされている。末尾に「東海」とあるが、参考までにその項も読めと言う意味だ。外務省が言うように東海がではなくて、東シナ海が一般的慣行だったのである。明らかに、日中漁業協定中の「東海」は誤訳であり、「東シナ海」と訳すべきであった。しかし、中国に土下座外交の日本外務省にそのような見識はない。現実は、東海となっているのである。「中国の東海」と言う中国側から見ての呼称に従っている。
<「日本海海戦」はどうなるのか>
多分、中国側のこの成果を知っているであろう、韓国は、「韓国の東海」と言う韓国側から見ての呼称を正式に要求してくるであろう。すると、中国に対して土下座して、すでに「東海」とした日本外務省には、韓国に対しても「東海」とする事を拒否するどのような論理があるのだろうか。ないではないか。あればその論理を今すぐにでも示してもらおうではないか。国際的認知などと言ったきれいごとの理屈などは、中国の東海呼称で、すでに消し飛んでしまっている。すべては、積年の見識なき土下座外交の結果である。これからの地図では、日本海が「韓国の東海」、東シナ海が「中国の東海」となるであろう。とすれば、日本もこの際、太平洋を「日本の東海」であると世界に宣言でもする事だ。物笑いの種として。
さて、日本海を東海と呼ぶことにでもなるとしたならば、興味深い事が起こる。
その最たるものは、日本海海戦だ。東海海戦言う呼称にせよと韓国は要求する事になるであろう。明治のわれわれの父祖は、日本海海戦を戦ったのである。ロシア帝国に併合されそうであった李氏朝鮮は、何一つ戦わなかった。日本がロシアと戦わなかったならば、李氏朝鮮はロシアの属国となるところであった。そのロシアと国運を賭けたわれわれの父祖の戦いを東海海戦と称する事が許されるだろうか。韓国は扶桑社版中学教科書を、歴史の歪曲、改ざんと罵った。日本の特定勢力や機関もその尻馬に乗って罵った。それなら、扶桑社版以外の中学教科書は、早速にも「日本海海戦」を「東海海戦」と改めるべきである。「日本海海戦」と記すのは、歴史を歪曲し、改ざんする許すべからざる妄言となるのであるから。
大阪大学名誉教授 加地 伸行
産経新聞 8月28日付 正論より
福田官房長官のコメントは、さしあたりのポーズに過ぎないのでしょうか?今後も目を離せませんね。
韓国が、日本海の名称を東海に改める運動をしている。いずれわが国に対して、その名称の承諾を求めてくる事になろう。またというべきか、相変わらずと言うべきか、日本へのみ横車を押している。これに対して、日本外務省は一応は否定的であり、国際的に認められないだろうだろうと言った楽観的な見方をしている。しかし、事はそう簡単ではないし、外務省の楽観は、実は楽観ではなくて、己の論理が抱えている弱点を隠している、さしあたりのポーズに過ぎないのである。それはこう言う意味である。
中国大陸の東側で、南は台湾海峡、東は琉球諸島に至る海域をわれわれは東シナ海と呼んできたし、国際的にも認められているEast Of China Seaである。これを中国は東海と呼び出したのである。すなわち、中国大陸の東に面する海を、北から順に「渤海、黄海、東海、南海」と名ずけ、東シナ海の呼称を消してしまった。のみならず、中国大陸最南部やベトナム北部と接する一体の海を、「中国の南海の海域の北部に位置する」ので、北部湾と呼んだ。ベトナムの北部の湾という意味ではない。従来この一帯の海は、東京湾(トンキン湾)と称されていた。ハノイのあるベトナム北部地方を東京(トンキン)と称する事からそう呼ばれてきたのである。
<東シナ海を「東海」と呼称>
このように、中国は国際的認知を無視して、中国大陸から見ての呼称をつけた。それは中国の勝手に過ぎない。ところが外務省は、それに従ってすでに東シナ海を東海としているのである。平成12年10月12日付産経新聞にこう言う記事がある。近記者が外務報道官に(当時)にインタビューして、外務省が東シナ海をなぜ東海と呼ぶのかと訪ねると、「日中で合意され、国会でも承認された、日中漁業協定でも「東海」を使っている」と述べ、「一般的慣行である」とまで答えている。日中漁業協定は昭和50年。わが国の一般的国語辞典の代表である「広辞苑」昭和49年版には、東シナ海の項目があり、妥当な説明がなされている。末尾に「東海」とあるが、参考までにその項も読めと言う意味だ。外務省が言うように東海がではなくて、東シナ海が一般的慣行だったのである。明らかに、日中漁業協定中の「東海」は誤訳であり、「東シナ海」と訳すべきであった。しかし、中国に土下座外交の日本外務省にそのような見識はない。現実は、東海となっているのである。「中国の東海」と言う中国側から見ての呼称に従っている。
<「日本海海戦」はどうなるのか>
多分、中国側のこの成果を知っているであろう、韓国は、「韓国の東海」と言う韓国側から見ての呼称を正式に要求してくるであろう。すると、中国に対して土下座して、すでに「東海」とした日本外務省には、韓国に対しても「東海」とする事を拒否するどのような論理があるのだろうか。ないではないか。あればその論理を今すぐにでも示してもらおうではないか。国際的認知などと言ったきれいごとの理屈などは、中国の東海呼称で、すでに消し飛んでしまっている。すべては、積年の見識なき土下座外交の結果である。これからの地図では、日本海が「韓国の東海」、東シナ海が「中国の東海」となるであろう。とすれば、日本もこの際、太平洋を「日本の東海」であると世界に宣言でもする事だ。物笑いの種として。
さて、日本海を東海と呼ぶことにでもなるとしたならば、興味深い事が起こる。
その最たるものは、日本海海戦だ。東海海戦言う呼称にせよと韓国は要求する事になるであろう。明治のわれわれの父祖は、日本海海戦を戦ったのである。ロシア帝国に併合されそうであった李氏朝鮮は、何一つ戦わなかった。日本がロシアと戦わなかったならば、李氏朝鮮はロシアの属国となるところであった。そのロシアと国運を賭けたわれわれの父祖の戦いを東海海戦と称する事が許されるだろうか。韓国は扶桑社版中学教科書を、歴史の歪曲、改ざんと罵った。日本の特定勢力や機関もその尻馬に乗って罵った。それなら、扶桑社版以外の中学教科書は、早速にも「日本海海戦」を「東海海戦」と改めるべきである。「日本海海戦」と記すのは、歴史を歪曲し、改ざんする許すべからざる妄言となるのであるから。
大阪大学名誉教授 加地 伸行
産経新聞 8月28日付 正論より
福田官房長官のコメントは、さしあたりのポーズに過ぎないのでしょうか?今後も目を離せませんね。
これは メッセージ 65998 (Fuu3 さん)への返信です.
固定リンク:https://yarchive.emmanuelc.dix.asia/1834688/4z9qa4ua46a41a4sa4j_1/66146.html