オランダの経済
投稿者: ditgtedgbbdc 投稿日時: 2002/07/30 21:07 投稿番号: [62497 / 99628]
V 経済
オランダは何世紀にもわたってヨーロッパ経済中で特別な役割をはたしてきた。16世紀以降は、船舶、漁業、貿易、銀行業が経済を先導してきた。19〜20世紀前半は植民地との貿易が重要だったが、1940年代末のインドネシア独立以降、オランダ経済は植民地貿易からヨーロッパ諸国間の貿易へと方向転換した。農業人口の減少につれて、各種製造業の基礎がきずかれた。また、豊富な埋蔵量をほこる天然ガスの発見で、オランダはエネルギー輸出国のひとつになった。ほとんどの企業は民間企業だが、政府の経済計画の影響力は絶大なものがある。
1 国民生産 1995年のGNP(国民総生産)は3955億ドル、1人当たりでは1万9401ドルにのぼった。1980〜92年の実質成長率は年平均2.2%。製造、建設、エネルギー関連の生産がGDPに占める割合は約30%、農業は4%である。サービス業も経済成長に大きく貢献している。
2 労働 約660万人の労働者のうち、およそ60%が商業やサービス業、4分の1が工業、11%が金融関係、4%が農林業や漁業に従事している。労働者の3分の1は労働組合に所属し、オランダ労働組合連盟とオランダ・キリスト教労働組合連合が2大組織である。団体交渉による取り決めが国の経済計画にそうように、団体交渉には政府が組織的にかかわっている。
3 農林業と漁業
オランダの農業は生産性が高く、輸出の大きな原動力になっている。肉類、花、野菜、バターやチーズなどの乳製品の輸出総額は輸入される穀類、熱帯の産物、家畜の飼料などの総額をこえている。農業は、おもに家族経営の小規模農場でいとなまれている。耕地が国土の27%であるのに対し、牧草地は約32%を占める。主要な農産物はジャガイモ、テンサイ、その他の野菜、果物、コムギをはじめとする穀類、牛、豚、ニワトリなどの家畜だが、18世紀にチューリップ栽培が有名になり、今日では花や球根が重要な輸出品となっている。かぎられた土地で収穫量をふやすために化学肥料が大量に使用されてきたため、現在、水の汚染が問題となっており、政府は汚染物質をへらす政策をすすめている。
森林が少ないため林業はふるわない。一方、漁業は伝統的な産業のひとつで、北海の水質汚染などのため漁業資源が減少してきているが、今なお重要な産業である。おもな水産物はマグロ、ニシン、カレイ、ムール貝、サバ、シタビラメ、タラ、エビである。
4 工業 工業の業種はいろいろあるが近年にはじめられたものがほとんどである。第2次世界大戦前までは工業はあまりふるわなかった。鉄鋼、輸送設備、大型機械などの重工業は近隣諸国にくらべて低調だったが、1945年以降、化学産業や電気産業が急速に発達した。食品加工、タバコ、機械、船舶などの輸送設備、金属製品、印刷機械の生産も盛んになってきた。
5 エネルギーと鉱業 オランダの産業構造はエネルギー資源と深く関係している。何世紀もの間、エネルギーは風車や泥炭にたよってきたが、これらが時代遅れになると石炭がつかわれるようになった。リンブルフ州の石炭だけではたりず、大量に輸入された。第2次世界大戦後は石油と天然ガスが主力となったが、これも輸入にたより、ロッテルダム港は石油受け入れと精製の中心基地となった。1950〜60年代にフローニンゲン州で埋蔵量が豊富な天然ガスが発見され、生産が開始されると、最後にのこった炭鉱が73年閉山となり、オランダは天然ガスの主要輸出国になった。90年代初めの年間産出量は原油1950万バレル、天然ガス820億m3で、世界第5位である。最大発電能力は2220万kW、発電量は635億kWhである。
6 通貨と銀行 通貨単位はギルダー(グルデン)。通貨はオランダの中央銀行ネーデルラント銀行(1814年設立)で発券、統制されている。ギルダーの為替レートは西欧諸国の通貨、とくにドイツ・マルクの為替レートと密接に連動している。アムステルダムはオランダの銀行業や保険業の中心で、証券取引の中心地でもある。ロッテルダムには石油の国際取引所がある。
オランダは何世紀にもわたってヨーロッパ経済中で特別な役割をはたしてきた。16世紀以降は、船舶、漁業、貿易、銀行業が経済を先導してきた。19〜20世紀前半は植民地との貿易が重要だったが、1940年代末のインドネシア独立以降、オランダ経済は植民地貿易からヨーロッパ諸国間の貿易へと方向転換した。農業人口の減少につれて、各種製造業の基礎がきずかれた。また、豊富な埋蔵量をほこる天然ガスの発見で、オランダはエネルギー輸出国のひとつになった。ほとんどの企業は民間企業だが、政府の経済計画の影響力は絶大なものがある。
1 国民生産 1995年のGNP(国民総生産)は3955億ドル、1人当たりでは1万9401ドルにのぼった。1980〜92年の実質成長率は年平均2.2%。製造、建設、エネルギー関連の生産がGDPに占める割合は約30%、農業は4%である。サービス業も経済成長に大きく貢献している。
2 労働 約660万人の労働者のうち、およそ60%が商業やサービス業、4分の1が工業、11%が金融関係、4%が農林業や漁業に従事している。労働者の3分の1は労働組合に所属し、オランダ労働組合連盟とオランダ・キリスト教労働組合連合が2大組織である。団体交渉による取り決めが国の経済計画にそうように、団体交渉には政府が組織的にかかわっている。
3 農林業と漁業
オランダの農業は生産性が高く、輸出の大きな原動力になっている。肉類、花、野菜、バターやチーズなどの乳製品の輸出総額は輸入される穀類、熱帯の産物、家畜の飼料などの総額をこえている。農業は、おもに家族経営の小規模農場でいとなまれている。耕地が国土の27%であるのに対し、牧草地は約32%を占める。主要な農産物はジャガイモ、テンサイ、その他の野菜、果物、コムギをはじめとする穀類、牛、豚、ニワトリなどの家畜だが、18世紀にチューリップ栽培が有名になり、今日では花や球根が重要な輸出品となっている。かぎられた土地で収穫量をふやすために化学肥料が大量に使用されてきたため、現在、水の汚染が問題となっており、政府は汚染物質をへらす政策をすすめている。
森林が少ないため林業はふるわない。一方、漁業は伝統的な産業のひとつで、北海の水質汚染などのため漁業資源が減少してきているが、今なお重要な産業である。おもな水産物はマグロ、ニシン、カレイ、ムール貝、サバ、シタビラメ、タラ、エビである。
4 工業 工業の業種はいろいろあるが近年にはじめられたものがほとんどである。第2次世界大戦前までは工業はあまりふるわなかった。鉄鋼、輸送設備、大型機械などの重工業は近隣諸国にくらべて低調だったが、1945年以降、化学産業や電気産業が急速に発達した。食品加工、タバコ、機械、船舶などの輸送設備、金属製品、印刷機械の生産も盛んになってきた。
5 エネルギーと鉱業 オランダの産業構造はエネルギー資源と深く関係している。何世紀もの間、エネルギーは風車や泥炭にたよってきたが、これらが時代遅れになると石炭がつかわれるようになった。リンブルフ州の石炭だけではたりず、大量に輸入された。第2次世界大戦後は石油と天然ガスが主力となったが、これも輸入にたより、ロッテルダム港は石油受け入れと精製の中心基地となった。1950〜60年代にフローニンゲン州で埋蔵量が豊富な天然ガスが発見され、生産が開始されると、最後にのこった炭鉱が73年閉山となり、オランダは天然ガスの主要輸出国になった。90年代初めの年間産出量は原油1950万バレル、天然ガス820億m3で、世界第5位である。最大発電能力は2220万kW、発電量は635億kWhである。
6 通貨と銀行 通貨単位はギルダー(グルデン)。通貨はオランダの中央銀行ネーデルラント銀行(1814年設立)で発券、統制されている。ギルダーの為替レートは西欧諸国の通貨、とくにドイツ・マルクの為替レートと密接に連動している。アムステルダムはオランダの銀行業や保険業の中心で、証券取引の中心地でもある。ロッテルダムには石油の国際取引所がある。
これは メッセージ 1 (magekuri さん)への返信です.
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