トピずれ ちょっと草臥れた。
投稿者: cfx557 投稿日時: 2002/07/11 13:53 投稿番号: [53001 / 99628]
「暑くけだるい夏の日の午後。
森影の草むらにまどろんでいる牧神が目を覚ます。
草いきれの中、頬を撫でて行く風が心地よいが、
彼はまだ夢見心地である。
ついさっき沼のほとりで手折った葦で笛を作る。
そして吹きながら、水辺で水浴びをしていた妖精のことを思い出す。
白い肌に光が反射して、まぶしい。
思わず抱きしめたい衝動にかられる…もう一度、
あの時のように…彼女の姿を思い浮かべ、抱きしめようと手を伸ばす。
しかし彼女の幻影は消える。
諦めきれない彼は、さらに空想を広げる。
そして遂に、愛の女神ヴィーナスを捕らえる。
抱擁!官能の嵐!もうろうとした歓び…やがて幻影は消え、牧神は再び目を覚ます。
辺りに音はなく草いきれだけが静かに彼を包み込む。
茫然と広がる倦怠感の中、何時の間にか彼はまたまどろみ始めている…」
これは メッセージ 52997 (saku_saku_1 さん)への返信です.
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