信用“A等級”に満足してはならない
投稿者: davidpkjp 投稿日時: 2002/07/08 23:33 投稿番号: [51376 / 99628]
信用“A等級”に満足してはならない
世界的な信用評価機関であるムーディースが韓国の国家信用等級を従前の「Baa2」から2段階引き上げた「A3」に調整したということは喜ばしい知らせだ。わずか4年3カ月前、韓国は国家信用等級が最低の「Ba1」等級にまで急落し、国際金融市場に冷遇され、国中が外貨調達に奔走するというせっぱ詰まった状況を経験した。信用評価の冷酷さと偉力を実感した韓国にとって、外貨危機以降初めてのA等級復帰はそれだけで感慨無量だ。
その上、ムーディースの今回の措置は、昨年の全世界的景気沈滞の中で韓国経済が見せた躍動性に対する国際社会の高い評価を反映した結果という点でより意味深い。S&Pやピーチなど、他の信用評価機関の等級格上げ調整にも肯定的な影響を与え、韓国経済の差別性がより浮き彫りになることが期待される。
また、信用等級の引き上げにより、韓国経済の回復がより弾力をつけると見られる。まず、対外信用度が大幅に高くなり、企業の海外借入費用も年間10億ドル以上減る見通しだ。また、外国人の直接投資および証券投資資金の追加流入効果も少なくないだろう。
しかしここで満足してはならない。金融、企業の構造調整の成果にもかかわらず、韓国経済は依然、多くの弱点を抱いている。これまで韓国経済は外貨保有高の拡充と多角化された産業構造のために、外部からの衝撃にも比較的上手く対応してきたが、今後はそうとばかりは言い切れない。そうであるにもかかわらず、最近、韓国社会で「改革疲労症候群」と共に、反市場的な要素が拡散しているのは懸念に値する現象だ。
ムーディースも指摘しているように、これまでの韓国経済の成果は、市場原理に伴う金融・企業部門の改革を持続的に進めることができる余力を提供しているということに意味がある。これを忘れた時、A等級は白昼夢に終わる可能性もある。
これは メッセージ 1 (magekuri さん)への返信です.
固定リンク:https://yarchive.emmanuelc.dix.asia/1834688/4z9qa4ua46a41a4sa4j_1/51376.html