夢の国「イラン」についていろいろ教えて

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イラン文化週間ー女性論を聴いて

投稿者: fyojizzzz 投稿日時: 2003/06/02 23:22 投稿番号: [604 / 3876]
sefideさん、皆さんこんばんわ

イラン文化週間、ぼくは3日間でしたが、妻は6日間、皆勤でした。毎日、これでもか、というくらい
イラン文化の洗礼を受け続け、しまいには、東京ではなく、テヘランのどこかに身を置いているような
気分になりました。

27日の「社会における女性の役割と参加」についてのセミナーは、映画についてのセミナーと並んで
楽しみにしていたものでした。

まずイラン駐日大使夫人が、挨拶とタイル画についてお話しました。イランにおけるタイル画の歴史や
特徴などについてお話されたと思いますが、話しの中身よりも、気さくでチャーミングな雰囲気に魅了
されました。ご自身のタイル画作品数点を壇上に展示していましたが、改めて芸術愛好家、イラン人に
感心しました。

2人目の講演者は、内閣男女共同参画局長の坂東眞理子さんで、日本における女性の社会参加や就学率、
婚姻年齢などの推移を統計的にお話されましたが、「白書」風の形式的発言で、失礼ながら、余分だっ
たかなと感じました。

次の報告者は学習院の桜井啓子さん。(岩波新書『現代イラン』の著者)イランにおける女性教育が
テーマでしたが、ご自身のイラン体験もふまえての、楽しい報告でした。イスラム革命後、女性の識字
率、進学率が急速に高まったことなどを数字を挙げてお話しました。地方においては、信心深い親たち
が、娘たちを通学途中や教室で男性の目にさらすことをいやがって、学校へ行かしたがらないという傾
向があったが、革命後の政府が男女の隔離を制度的に保証したり、女性教師を配置するなどしたため、
逆に、就学率・進学率が高まった、という指摘は予想外でした。

その後は、イランからの留学生で医学を勉強中のBastanfardさん、在日20年近くで映画関係のお仕事
をしているGolpariyanさんが、流暢な日本語で報告しました。

日本に来て、女性がお茶くみをするのは当然といった様子にびっくりしたことや、イランではすで
に医学部では女性の割合が7割にのぼっていること、工学部のような男支配学部でも20%まで女性が
進出していることなど、女性の躍進ぶりをお話になりました。Golpariyanさんは「まだイランの女性
問題を話しているの?」といった感じで、日本の状況を熟知している彼女としては、イランよりも
日本の女性差別を心配した方がいいんじゃないの、と言いたげに見えました。

すべての講演者に共通している認識は、「イランでは、男女は平等であるが、男女は異なる役割と権
利を持っている」ということのようです。また、ドレス・コードのように女性には制約的と思える
規制が多くあるが、規則は規則で、適当に破っているとの話しもありました。

欧米や日本では、男女の性差という垣根を限りなく低めて行く方向に社会が進んでいるように思えま
すが、確かにそれで失うものもあれば、新たな自由を獲得するという評価すべき点も多いと思います
が、この点の突っ込んだ議論は、現体制の批判につながりかねないためか、聴くことはできませんで
した。
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