映画監督アボルファズル・ジャリリー
投稿者: pandemic_6 投稿日時: 2009/06/27 21:48 投稿番号: [3459 / 3876]
話変わって、イランの映画監督で東京映画祭にも確か来日したアボルファズル・ジャリリーと言う人がいます。そこそこの映画を作りそれなりの賞も貰っているようですが、こちらのTVで彼の出演する番組を放送しています。自分の作品を携えて訪れた外国で、そこの様子をドキュメンタリー風に紹介しているシリーズです。日本を訪れた時の浅草の映像、また偶然か知り合いを通してか、日本の小学校の様子が出てきました。
監督が「びっくりしたのは授業が終わった後から何が始まったかと言うと・・・」
小学生達が椅子と机を片付けて教室の掃除を始めたという事らしいのです。
それは良いのですが、映像のBGMには、まるで都はるみが北の海で漁をしているような演歌が大音響で流れ、子供達は床や階段の掃除をし・・・(汗)見ているほうが焦ってしまいました。
こちらでは学校はもちろん職場やアパート、また街の清掃など、掃除をするのは字も読めない人が殆どです。もちろん環境問題として学生達が自然を守るためそういったことをしてニュースになる事もあります。日本の企業がイギリスで現地の社員に毎朝自分の机を整理整頓して掃除をさせ、それが能率アップと業績の向上に結びつくことを社員達が完全に理解するようになるまで3年もかかった、という話がありますが、同じような感覚でしょう。蛇足ですが現職大統領が就任したばかりの頃、イランでは「オレンジ色の服を着て(市の清掃局の職員の制服)箒を持ったほうが似合う」と言う意味のいくつもの辛辣なジョークが流れていました。
話しは戻りますが、以前のシリーズの話ではカンヌ映画祭の時だったか、イランからの参加と言うことで特別に許されて主催側の責任者が、会場でトム・ハンクスを紹介してくれたそうです。
引き合わせてくれたばかりの相手に向かって監督が言った言葉が「Who are you?」・・・
トム・ハンクスは声を荒げて
「トム・ハンクス!」
で、次に(名前は忘れましたが)イタリアの有名な監督を紹介してもらってその人にも「Who are you ?」・・・関係者がこれはまずい、と遠くから監督に向かって早くこっちに来て!来て!と焦って手招きするのを、イラン人の誇りを示しながらゆっくりと会場を後にしたそうです。
アメリカの映画は30本しか見ていないと言っていましたが、そんな話を披露していました。
作品と作者とは違うという例でしょうか。
幕末の尊皇攘夷の小粒な志士の中にもこういうことに通じる似たようなタイプの人はいたかもなぁ、と思い出してしまいました。
固定リンク:https://yarchive.emmanuelc.dix.asia/1834682/l4a4n9qa1va5a4a5ia5sa1wa4ka4da4a4a4fa4a4a4ma4a4a4m65a4a8a4f_1/3459.html