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投稿者: koolp1x 投稿日時: 2005/01/14 00:49 投稿番号: [92 / 2525]
アウトルックの変更
新: 旧:
安定的 ネガティブ
据え置き
A+/A-1 自国通貨建てソブリン格付け
A−/A-1 外貨建てソブリン格付け
スタンダード&プアーズは11日、イスラエルの長期ソブリン格付け(サムライ債などの個別債務格付けを含む)に対するアウトルックを「ネガティブ」から「安定的」に変更した。経済・財政見通しが改善基調にあることにもとづく。格付けは自国通貨建て、外貨建てとも据え置いた。
イスラエルの投資適格の格付けは、先進的な輸出主導の同国経済が、構造改革に支えられ国際収支への圧力をほとんど受けていないことを根拠としている。一方、複雑な地政学的環境に左右されやすいことや、財政状況が同格付けのソブリンに依然見劣りすることはマイナス要因となっている。
外需の増加と個人消費および投資の急回復を受け、成長見通しの改善が続いている。2005年には国民1人当たりの所得は実質ベースで約2%増加し、名目ベースの国民1人当たり所得を17,440ドルに押し上げると予想される。これは「シングルA」格を持つソブリンの推定中央値を27%上回る。また、テクノロジー産業での海外向け需要の拡大により、輸出は実質ベースで12%増加し、国内総生産(GDP)の42%を占めた。その結果、経常収支はほぼ均衡を保っており、経常赤字は対GDP比0.1%、対経常歳入比で0.2%にとどまっている。輸出の拡大と国内治安の安定化が海外からの直接投資をひきつけ、2004年末の直接投資額はGDPの1.8%に達したと推測される。
国際収支への圧力は引き続き極めて小さい。公的部門の対外債務(ネットベース)は経常歳入比10%と低水準にある。また、他の「シングルA」のソブリン諸国と比較して金利コストが低く、債務の返済期間も分散されており、海外投資家からの資金調達基盤も安定している。2005年のグロスベースの対外資金調達需要(経常赤字と1年以内に満期を迎える長期債務を含む短期債務の合計額)は準備高の132%と、2002年の同142%から減少し、良好な水準にとどまると予想される。
2004年の財政実績は予算をやや上回った。歳出抑制と予想を上回る経済成長に支えられ、財政赤字の対GDP比率は目標の4%を達成した。一般政府債務はGDP比108%で安定化すると予想されるが、短期的には格付けを付与しているソブリン中、最も高い水準にとどまることになろう。連立与党に労働党が加わったが、経済政策に大幅な変更はないと予想される。経済政策は2008年まで実施される、米国の融資保証プログラムに支えられている。同プログラムは最近になって融資条件が変更され、緊縮財政と構造改革に向けた明確な道筋を定めている。
イスラエルの小さいながらも開かれた経済は、対外的なショックに対して依然不安定である。複雑な地政学的環境は消費意欲や内需に広範囲にわたり影響を及ぼす。また、輸出産業はハイテク部門に集中している。ハイテク部門は他の業界に比べ柔軟性が高いものの、輸出が一部門に集中しているため世界的な需要の変化には脆弱である。
アウトルックは「安定的」である。財政が改善し始めており、2005年の財政赤字の対GDP比率は前年並みになると予想される一方で、国内政治に対する新たな不安が生じ、前倒し選挙の可能性が高まっていることから、政策実施にはリスクが伴う。持続的な経済成長と歳出抑制により、中期的には財政不均衡が是正され、財政赤字の対GDP比率は低下すると予想する。しかし、財政引き締めや改革の実施には多くの課題が残されている。経済政策が頓挫した場合には、財政赤字を現水準で持続できず、債務負担が急増し、格付けに新たに下方圧力が生じることとなろう。
新: 旧:
安定的 ネガティブ
据え置き
A+/A-1 自国通貨建てソブリン格付け
A−/A-1 外貨建てソブリン格付け
スタンダード&プアーズは11日、イスラエルの長期ソブリン格付け(サムライ債などの個別債務格付けを含む)に対するアウトルックを「ネガティブ」から「安定的」に変更した。経済・財政見通しが改善基調にあることにもとづく。格付けは自国通貨建て、外貨建てとも据え置いた。
イスラエルの投資適格の格付けは、先進的な輸出主導の同国経済が、構造改革に支えられ国際収支への圧力をほとんど受けていないことを根拠としている。一方、複雑な地政学的環境に左右されやすいことや、財政状況が同格付けのソブリンに依然見劣りすることはマイナス要因となっている。
外需の増加と個人消費および投資の急回復を受け、成長見通しの改善が続いている。2005年には国民1人当たりの所得は実質ベースで約2%増加し、名目ベースの国民1人当たり所得を17,440ドルに押し上げると予想される。これは「シングルA」格を持つソブリンの推定中央値を27%上回る。また、テクノロジー産業での海外向け需要の拡大により、輸出は実質ベースで12%増加し、国内総生産(GDP)の42%を占めた。その結果、経常収支はほぼ均衡を保っており、経常赤字は対GDP比0.1%、対経常歳入比で0.2%にとどまっている。輸出の拡大と国内治安の安定化が海外からの直接投資をひきつけ、2004年末の直接投資額はGDPの1.8%に達したと推測される。
国際収支への圧力は引き続き極めて小さい。公的部門の対外債務(ネットベース)は経常歳入比10%と低水準にある。また、他の「シングルA」のソブリン諸国と比較して金利コストが低く、債務の返済期間も分散されており、海外投資家からの資金調達基盤も安定している。2005年のグロスベースの対外資金調達需要(経常赤字と1年以内に満期を迎える長期債務を含む短期債務の合計額)は準備高の132%と、2002年の同142%から減少し、良好な水準にとどまると予想される。
2004年の財政実績は予算をやや上回った。歳出抑制と予想を上回る経済成長に支えられ、財政赤字の対GDP比率は目標の4%を達成した。一般政府債務はGDP比108%で安定化すると予想されるが、短期的には格付けを付与しているソブリン中、最も高い水準にとどまることになろう。連立与党に労働党が加わったが、経済政策に大幅な変更はないと予想される。経済政策は2008年まで実施される、米国の融資保証プログラムに支えられている。同プログラムは最近になって融資条件が変更され、緊縮財政と構造改革に向けた明確な道筋を定めている。
イスラエルの小さいながらも開かれた経済は、対外的なショックに対して依然不安定である。複雑な地政学的環境は消費意欲や内需に広範囲にわたり影響を及ぼす。また、輸出産業はハイテク部門に集中している。ハイテク部門は他の業界に比べ柔軟性が高いものの、輸出が一部門に集中しているため世界的な需要の変化には脆弱である。
アウトルックは「安定的」である。財政が改善し始めており、2005年の財政赤字の対GDP比率は前年並みになると予想される一方で、国内政治に対する新たな不安が生じ、前倒し選挙の可能性が高まっていることから、政策実施にはリスクが伴う。持続的な経済成長と歳出抑制により、中期的には財政不均衡が是正され、財政赤字の対GDP比率は低下すると予想する。しかし、財政引き締めや改革の実施には多くの課題が残されている。経済政策が頓挫した場合には、財政赤字を現水準で持続できず、債務負担が急増し、格付けに新たに下方圧力が生じることとなろう。
これは メッセージ 91 (koolp1x さん)への返信です.
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